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MyFrenchFilmFestival.com

20 1月 2015 へ 15:35

「ぼくが数学を嫌いな理由」 : 「Télérama」誌による映画批評

マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル」のパートナー、「Télérama(テレラマ)」誌による、コンペティション部門出品長編作品に関する批評記事をご紹介します。

本日の批評作品 :

ぼくが数学を嫌いな理由
オリヴィエ・ペヨン監督、2013年製作、ドキュメンタリー作品
フランス公開 :2013年11月27日

評価 : 3/5

シノプシス

多くの学生たちにとって、数学の授業はつらくて嫌なものだ。数式やピタゴラスの方式だとかを覚えて、一体何が楽しいっていうんだ? 言ってしまえば、堅苦しくて、難解で、“毎日の生活には何の役にも立たない”。 このドキュメンタリー映画の監督、オリヴィエ・ペヨンも、そう思っていた。コレージュ・ド・フランスで教鞭を執る、ある数学者に出会うまでは…。彼は言う。「数学は自由になるための道具である」と。そこでペイヨンは、数学という嫌われものの本当の正体をつかみ、もっと深く知るため、冒険に乗り出す。そして、セドリック・ヴィラニ(2010年フィールズ賞)やジャン=ピエール・ブルギニヨンロベール・ブリヨンといった著名な数学者たちに会いに行く…。

「数学ができないのは運命だわ!」と、フランス人の女子学生。「数学は得意だけど、好きじゃないよ!」と、アメリカ人の男子生徒。ドイツのオーベルウォルファッハ研究所から、インドで開催される国際数学者会議まで、ドキュメンタリー映画監督オリヴィエ・ペヨンが、数学をとりまく世界を探究する:数学はどのように世界を変えたのか、そしてどのようにして社会をその手に握ったのか? 教育、情報の急速なデジタル化、また、サブプライム・ショックに至るまで、金融分野全体における数学の重要性(あまりピンとこないところではあるが)など、あらゆる角度から考察します。インタヴューを多数活用し、数学に対する私たちの固定観念を揺さぶります。数学のノーベル賞ともいわれるフィールズ賞を2010年に受賞し、数学界のスターとなったセドリック・ヴィラニは、数学についてこんなことを言っています。
「数学は、不平等的であると同時に民主主義的でもあり、難解であると同時に超シンプルでもあるし、厳密でありながら、創意に富んでいるのです」。

自分自身を問い直す。疑問から美徳を生み出す。数学を人文学に見立てるという結論は、意見が分かれるところだろう。それよりも人物に注目したい。Tシャツという出で立ちに、カラフルなファッション数学教師、フランソワ・ソヴァジョ。「I'm not a number, I'm a free man(僕は自由人。数字で出来ているのではありません。) 」 そう言う彼のインパクトの強さに、ヴィラニすらかすんでしまうほど。そしてコンピュータ科学の面白さを説くITエンジニアの見事なデモンストレーション。未来の数学像を語る若き教師も忘れてはならない。彼に思う。この人工知能の時代に数学を研究することは、手間をかけたチーズ作りのような職人技と言えるのではないか…。

ジュリエット・セール (「Télérama(テレラマ)」誌) 

© Télérama

Author : 広報部

最終更新日 : 14 4月 2015 へ 15:35 CEST

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