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MyFrenchFilmFestival.com

28 1月 2015 へ 09:15

「悲哀クラブ」 : 「Télérama」誌による映画批評

マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル」のパートナー、「Télérama (テレラマ)」誌による、コンペティション部門出品長編作品に関する批評記事をご紹介します。

 

 

 

本日の批評作品 :

 

悲哀クラブ
ヴァンサン・マリエット監督、2014年、コメディ作品
キャスト : リュディヴィーヌ・サニエローラン・ラフィットヴァンサン・マケーニュ  他
フランス公開 : 2014年6月4日
 

評価 : 3/5

 

シノプシス


ブリュノとレオンは、まったく正反対の兄弟。一人は内気な慎重派。もう一人は、威勢はいいけど、10歳の息子に小切手を出してくれと頼んでしまうような、ちょっとダメ男。そんな二人が再会することになった。父親の葬儀のためだ。二人はそれぞれ、埋葬の行われる故郷の街へと向かう。現地に到着したものの、クロエという奇妙な女以外には、誰も参列者は来ていない。このクロエという、ちょっとイカレていそうな女は、なんとブリュノとレオンの母違いの妹なのだと言い張る。このニュースに驚いた二人は、さらなる詳細を探ろうと乗り出す。こうして始まった「調査」の中で、次から次へと新しい発見、そして奇妙な人々との出会いと交流が続いてゆく。

 


「いい知らせがある。パパが死んだ」。こうしてブリュノ(ヴァンサン・マケーニュ)とレオン(ローラン・ラフィット)は、父の葬儀に出席するため、アルプスに向け出発する。ところが葬儀に出席する者は誰もいない。父親の隠し子で、彼らの母違いの妹だというクロエ(リュディヴィーヌ・サニエ)という女以外は…。ヴァンサン・マリエットにとって、長編監督第一作目となるこの作品。これまで「ダブルミックス」、「靄の向こうに」といった短編作品で見せてきた、滑稽でメランコリックなあの独自の世界が、ほんの数シーンのうちに作り出されている。その空気はウェス・アンダーソンの世界にも通じるところがあるかもしれない。レオンの所有する古い真っ赤なポルシェのリズムに合わせて進むロード・ムーヴィー。途中途中で、子供の頃の思い出や、家族の秘密といったものが、突然過去から浮かび上がる。そう、「悲哀クラブ」は、実は「再生の物語」なのだ。3人の主要人物たちは、皆それぞれに内心大きな危機感を抱えていながら、それを表に出せず生きている。それが彼らの間に絆が生まれてくると、作品全体に、皮肉や揶揄といったものではなく、穏やかで温かな空気が流れ始める。元テニスチャンピオンのダサ男に扮したローラン・ラフィット。そしていつもながら恋の病に四苦八苦する男を好演するヴァンサン・マケーニュ。二人とも、少しほろ苦くて甘いトーンを演じさせたら抜群に光る俳優である。

 

ジェレミー・クストン  (「Télérama (テレラマ)」誌)

© Télérama

Author : Aurélie Padovan

最終更新日 : 27 1月 2015 へ 09:15 CET

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