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獣の血

A 短編映画 by Georges Franju

Produced by Forces et Voix de la France

製作年 : 1949

    あらすじ

    『顔のない眼』(60)、『ジュデックス』(63)などの傑作で知られるフランジュの初期の代表作で、パリ郊外の屠殺場を記録した20分ほどの短篇です。ショッキングな屠殺の光景は、紛れもない現実の〈労働〉の記録なのですが、それは市街の日常生活との対比において示され、屠殺シークェンスじたいにも、巨大なハンマーを牛の脳天に振り下ろす瞬間の屠られる「牛の視点ショット」に見られるように、モンタージュによる明らかな構成が加えられているので、今日通常使用される意味での「ドキュメンタリー」という呼称はしっくりきません。

    Source : mgccinema.exblog.jp

    映画製作・配給会社

    Subject

    戦後という歴史的な文脈を考えるとき、このフィルムのなかでそのような言及は一切なされていないにもかかわらず、やはりアウシュヴィッツの記憶をここに重ね合わさずにおくことは難しいでしょう。実際、これまで多くの論者が、この作品とアラン・レネの『夜と霧』(55)を並べて語るという誘惑に屈してきましたが、Jeannette Sloniowskiもいうように、『夜と霧』がとうに惹き起こされてしまった「死」を扱っているのに対して、この作品が今、キャメラとわれわれの眼の前で惹き起こされる「死」を扱っているという違いに注意しなければならないと思います("'It Was an Atrocious Film': Georges Franju's Blood of the Beasts," in Barry Keith Grant and Jeannette Sloniowski eds., Documenting the Documentary: Close Readings of Documentary Film and Video [Detroit: Wayne State University Press, 1998], pp. 171-187.)。屠殺シークェンスの始まり近く、一撃で仕留められる馬がわれわれの眼前でどのような飛び上がり方をしたか、忘れられるものではありません(即死のはずですから、単なる神経の反射作用なのでしょうが……)。

    それにもちろん、ここで撮影されている「死」は、同じ「ベルトコンベア上の死」とはいえ、絶滅収容所での憎むべき殺戮行為とはまったく異なり、誰もがその恩恵をこうむっているはずの、敬うべき〈労働〉にほかなりません。同じ論文でSloniowskiが結論づけているとおり、結局このフィルムが提示しているのは、人々が肉食を続ける限りは絶対に必要とされる「死」であり、それ以上でも以下でもないということでしょう。表向きは不可視化されているそうした「死」と、都市の「生」との対比的なモンタージュは、われわれの生存を支える社会構造をできるだけ忠実に示すための選択であり、このフィルムがいくら衝撃的ではあっても、安易なメッセージ性や煽情的な暴露趣味から聡明に逃れているのは、まさにこのような理由によります。

    事前に『獣の血』を見ていたかどうか、フレデリック・ワイズマンがやはり精肉工場の内部にキャメラを持ちこんだ『肉』Meat は、1976年の作品でした。

    Source : mgccinema.exblog.jp

    クレジットタイトル詳細 (10)

    監督補佐 :

    André Joseph

    シナリオライター :

    Georges Franju

    製作部長 :

    Fred Orain

    評論家 :

    Jean Painlevé

    Narrators :

    Nicole Ladmiral, Georges Hubert

    プロデューサー :

    Paul Legros

    フォトディレクター :

    Marcel Fradetal

    編集担当 :

    André Joseph

    作曲家 :

    Joseph Kosma

    スチールマン :

    Patrice Molinard

    技術面詳細

    短編映画

    ジャンル :

    ドキュメンタリー

    サブジャンル :

    ルポルタージュ

    テーマ :

    動物相, 死

    言語 :

    フランス語

    Original French-language productions :

    不明

    製作国 :

    100%フランス

    製作年 :

    1949

    上映時間 :

    21 分

    ニュメロ·デ Visa :

    9126

    ビザ発行日 :

    01/09/1950

    生産のフォーマット :

    35ミリ

    カラータイプ :

    白黒

    Audio format :

    モノラル