このサイトでは、利用者の関心により適合したコンテンツやサービスを提供できるよう、クッキー(Cookie)を使用しています。利用者が閲覧を継続することで、クッキーの使用に同意したものとみなします。

[さらに詳しく][OK]
A Pleasure Party

A Pleasure Party

A 長編映画 by Claude Chabrol

Produced by Les Films La Boëtie

Release in France : 15/01/0175

  • Contents

俳優 (15)

映画製作・配給会社 (4)

製作代表 :

Les Films La Boëtie

Film exports/foreign sales :

Artedis

海外製作作品 :

Gerico Sound

フランス国内配給 :

Les Films La Boëtie

TV Broadcasts: Cumulative total

TV broadcasts: details by country

あらすじ

 年上の夫フィリップ(ポール・ジェゴフ)は、美しい妻エステル(ダニエル・ジェゴフ)と幼い娘エルシーと三人、郊外の邸宅で幸福な生活を送っていた。彼は自身の浮気を当たり前のことのように告白し、妻にも自由にしていいと寛容さをアピールする。しかし、妻が自分の気に食わないアラブ系の青年と寝たと知るや、激しい嫉妬にとり憑かれ、ついには恐ろしい暴力を彼女に振るい始める……。

Source : simplydead.blog66.fc2.com

Subject

クロード・シャブロル監督といえば、こじれた愛情や人間関係が招く犯罪とその顛末を見つめる、一連のスリラー作品で知られている。人が一線を越え、ある種の怪物となっていく様を、シャブロルはつとめて冷静に、悪意をもって観察する。そこで起きる惨劇は誰にも止められず、決して避けられない。シャブロルの映画には常に観客を不安にさせる「イヤな感じ」がつきまとい、それが麻薬のような魅力となってファンの心を捉え続けるのだ。その感触が最も強い作品は、どれになるだろうか。寒々しく絶望的な『Juste avant la nuit』(1971)か。コミカルなタッチが逆に不気味さを際立たせる『ジャン=ポール・ベルモンドの交換結婚』(1972)か。見るからにヤバすぎるヒロインが絶品だった『石の微笑』(2004)か。

 1975年に公開された『Une Partie de Plaisir(A Piece of Pleasure)』は、そんな「イヤな感じ」が最も極まった傑作ではないだろうか、と観ながら思った。ここでは、一見幸福そうな夫婦のたどる悲惨な崩壊劇が、インテリ階級への皮肉もこめながら淡々と描かれていく。

男のイヤな部分が凝縮されたような主人公フィリップのキャラクターが強烈。己の身勝手さに無自覚で、自分を懐の深い理性ある知識人だと思い込み、口先では進歩的なことを言いながら、結局は嫉妬・怒り・暴力衝動といったプリミティヴな感情に支配される凶暴なゴリラでしかない。それが人間の真実である、とシャブロルは暴露する。そんな本質を理解せず、全ては理性でコントロールできるなどと思って生きている現代人に、警鐘を鳴らすかのように。

 まやかしの幸福が破綻し、家族の絆が決定的に壊れてもなお、しつこく幻影に追いすがる。そんな異常だがリアルな妄執を、ポール・ジェゴフはごく自然体の演技で、絶妙に演じている。彼は本作の脚本家でもある。そして妻を演じるダニエル・ジェゴフは、実際に彼の元妻でもある。そして娘役のクレマンス・ジェゴフも、彼らの本当の子供である。この映画に漂う、妙に真に迫った生々しさは、彼らが本当の(壊れた)家族だからもたらされているのではないか。アニエス・ヴァルダの『幸福』(1964)を百倍ぐらい容赦なくしたような家族の崩壊劇を、書いた当人とその家族に演じさせるシャブロルは本当に意地が悪い。というか、引き受ける方もどうかしてると思うが。

 クレマンス・ジェゴフの可愛さといったらない。本物のパパとママを相手に演技しているので、その表情には生硬な芝居くささが全くないのだ。ラスト、彼女が鉄格子の向こうにいる父親に問いかける「ママはどこへ行ったの?」という台詞の屈託のなさは、シャブロルが仕掛けた悪意の真骨頂である。大人になってこの映画を観た時、彼女はどう思っただろう? また、劇中で彼女がつぶやき続ける数字のカウントも、絶望的な余韻として観客に忘れがたい印象を残す、秀逸なモチーフとなっている。

 ポール・ジェゴフはかの名作『太陽がいっぱい』(1960)を手がけた名脚本家であり、シャブロルとも『二重の鍵』(1959)や『女鹿』(1968)、『交換結婚』などで何度も仕事をしている仲。本作の主演候補には『女鹿』のジャン=ルイ・トランティニャンなどの名前が挙がっていたが、誰もこんなエゴイスティックで共感の持てない人物を演じようとしなかったため、最終的にジェゴフ本人が演じることになった。彼はジャン=リュック・ゴダール監督の『ウィークエンド』(1967)などにも出演しており、全くの演技未経験者ではなかったものの、『Une Partie de Plaisir』での演技はとても自然で、鬼気迫るリアリティに満ちている。相手役のダニエル・ジェゴフが投げかける冷たい目線にも、ひょっとしたら演技以上の感情がこもっているのでは……と疑いたくなってしまうほど、彼らが演じる破滅のプロセスは不気味な真実味を湛えている。本当にイヤな傑作だ。
 

Source : simplydead.blog66.fc2.com

クレジットタイトル詳細 (17)

Assistant directors :

Michel Dupuy, Philippe Delarbre

シナリオライター :

Paul Gegauff

フォトディレクター :

Jean Rabier

撮影技師アシスタント :

Yvan Dacquay, Raymond Menvielle, André Marquette

製作部長 :

Pierre Gauchet

スクリプト :

Aurore Chabrol

Foley artist :

Louis Devaivre

Costume designer :

Nadine Dessalles

演出助手 :

Patrick Delauneux

プロデューサー :

André Genoves

海外プロデューサー :

Alfredo Bini

録音技師 :

Guy Chichignoud

撮影技師 :

Alain Douarinou

編集担当 :

Jacques Gaillard

作曲家 :

Pierre Jansen

美術装飾 :

Guy Littaye

サウンド・ミキサー :

Maurice Gilbert

技術面詳細

長編映画

ジャンル :

フィクション

サブジャンル :

センチメンタルコメディ

テーマ :


言語 :

フランス語

出身 :

フランス, イタリア

Original French-language productions :

不明

製作国 :

大部分フランス (フランス, イタリア)

製作年 :

1974

フランス公開 :

15/01/0175

上映時間 :

1 時間 41 分

経過状況 :

公開済み

ニュメロ·デ Visa :

42589

ビザ発行日 :

18/10/1974

CNC助成 :

不明

生産のフォーマット :

35ミリ

カラータイプ :

カラー&白黒

画面セット :

1.85

Audio format :

モノラル