第71回ゴールデン・グローブ賞のノミネート作品が12月12日、いよいよ発表されました。今年もまたフランス映画は健在です!
『 The Artist (アーティスト)』 の最優秀作品賞・最優秀監督賞のダブル受賞から2年。そして 『 Love (愛、アムール)』 の最優秀外国語映画賞の受賞から1年。2014年ゴールデン・グローブ賞のノミネート作品リストでは、今年もまたフランス映画が素晴らしい存在感を見せつけました。
ハリウッド外国人映画記者協会(Hollywood Foreign Press Association)により選出されるゴールデン・グローブ賞は、アカデミー賞の前哨戦としても注目される賞レースです。
『 Blue is the Warmest Color (アデル、ブルーは熱い色)』、そして『 The Past (ある過去の行方)』 (イラン出品作品として)の2作品が外国語映画賞部門にノミネートされたほか、伊・仏合作 『 The Great Beauty 』 も同部門のラインナップに並んでいます。製作・共同製作合わせて3作品がノミネートされるという、昨年と同じ状況になりました。(昨年は 『 Love (愛、アムール)、『 The Intouchables (最強のふたり)』、『 君と歩く世界 (君と歩く世界)』の3作品がノミネート)
さらに、フランス映画ファンのみなさまに嬉しいニュースとして、フランス人女優 Julie Delpy (ジュリー・デルピー)が、『ビフォア・ミッドナイト』 により主演女優賞にノミネートされています。
第71回ゴールデン・グローブ賞授賞式は、2014年1月14日、ビバリー・ヒルズで行われます。
ノミネート作品のコンプリートリストは以下のとおりです。
作品賞(ドラマ)
『それでも夜は明ける』
『キャプテン・フィリップス』
『ゼロ・グラビティ』
『あなたを抱きしめる日まで』
『ラッシュ/プライドと友情』
男優賞(ドラマ)
キウェテル・イジョフォー 『それでも夜は明ける』
イドリス・エルバ 「Mandela: Long Walk to Freedom」
トム・ハンクス 『キャプテン・フィリップス』
マシュー・マコノヒー 『ダラス・バイヤーズクラブ』
ロバート・レッドフォード 『オール・イズ・ロスト ~最後の手紙~』
女優賞(ドラマ)
ケイト・ブランシェット 『ブルージャスミン』
サンドラ・ブロック 『ゼロ・グラビティ』
ジュディ・デンチ 『あなたを抱きしめる日まで』
エマ・トンプソン 『ウォルト・ディズニーの約束』
ケイト・ウィンスレット 『とらわれて夏』
作品賞(コメディ/ミュージカル)
『アメリカン・ハッスル』
「Her」
「Inside Llewyn Davis」
『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』
男優賞(コメディ/ミュージカル)
クリスチャン・ベイル 『アメリカン・ハッスル』
ブルース・ダーン 『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』
レオナルド・ディカプリオ 『ウルフ・オブ・ウォールストリート』
オスカー・アイザック 「Inside Llewyn Davis」
ホアキン・フェニックス 「Her」
女優賞(コメディ/ミュージカル)
エイミー・アダムス 『アメリカン・ハッスル』
ジュリー・デルピー 『ビフォア・ミッドナイト』
グレタ・ガーウィグ 「Frances Ha」
ジュリア・ルイス=ドレイファス 「Enough Said」
メリル・ストリープ 『8月の家族たち』
助演男優賞
バーカッド・アブディ 『キャプテン・フィリップス』
ダニエル・ブリュール 『ラッシュ/プライドと友情』
ブラッドリー・クーパー 『アメリカン・ハッスル』
マイケル・ファスベンダー 『それでも夜は明ける』
ジャレッド・レトー 『ダラス・バイヤーズクラブ』
助演女優賞
サリー・ホーキンス 『ブルージャスミン』
ジェニファー・ローレンス 『アメリカン・ハッスル』
ルピタ・ニョンゴ 『それでも夜は明ける』
ジュリア・ロバーツ 『8月の家族たち』
ジューン・スキッブ 『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』
監督賞
ポール・グリーングラス 『キャプテン・フィリップス』
アルフォンソ・キュアロン 『ゼロ・グラビティ』
スティーヴ・マックィーン 『それでも夜は明ける』
アレクサンダー・ペイン 『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』
デヴィッド・O・ラッセル 『アメリカン・ハッスル』
アニメーション作品賞
『クルードさんちのはじめての冒険』
『怪盗グルーのミニオン危機一発』
『アナと雪の女王』
外国語映画賞
『アデル、ブルーは熱い色』(フランス)
「The Great Beauty」(イタリア)
『偽りなき者』(デンマーク)
『ある過去の行方』(イラン)
『風立ちぬ』(日本)