「ヒポクラテスの子供達」、「居場所を求めて ―恋のポートレイト―」、そして「呼吸 ―友情と破壊」が受賞作品に決定しました! 5回目の開催となった今回の「マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル」は、中国における閲覧規制があったにも関わらず、世界的には大きな成功を収め、閉幕いたしました。
Unifrance が提供するオンラインによる初のフランス映画の祭典「マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル」。2015年1月16日~2月16日までの開催となった第5回目は、公式サイトをはじめ、世界各国のパートナーサイトのプラットフォームでの視聴回数が大きく伸び、躍進を遂げました。しかしながら、中国ベースのプラットフォームにおいては、今年から外国動画作品のオンデマンド配信に規制措置が実施され、「マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル」も少なからずそのダメージを受ける結果となりました。
その状況を鑑みても、1ヶ月の開催期間中の映画作品の視聴回数は、公式サイトmyfrenchfilmfestival.com および26のパートナーのプラットフォームを合わせ、延べ56万回に上りました。長編作品10本と短編作品10本を通して、フランス映画の若いエネルギーを紹介するこのオンライン映画祭には、世界207の国や地域から多くの映画ファンのみなさまにご参加いただき、今年も大きな成功を収めることができました。
マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル2015 受賞作品
(受賞作品は、エールフランスの機内プログラムで2015年夏より6ヵ月間上映されます。)
ショパール賞 (映画関係者賞) : 審査委員長のミシェル・ゴンドリー、そしてヨアキム・ラフォス(ベルギー)、ナダブ・ラピド(イスラエル)により優秀作品として選出された作品は、トマ・リルティ監督「ヒポクラテスの子供達」でした。
受賞作品には、「ショパール」社より、15000ユーロの賞金が授与され、作品の監督、制作プロデューサー、輸出販売者にそれぞれ分配されます。
ラコステ賞 (一般観客賞)
1万5千を超える有効投票により以下の作品が選出されました。
長編 : ファビエンヌ・ゴデ監督 「居場所を求めて ―恋のポートレイト―」
短編 : ステファン・オービエ&ヴァンサン・パタール監督 「ブッシュ・ド・ノエル」(ベルギー製作)
国際報道機関賞(6人の外国人ジャーナリストによる選出)
長編 : メラニー・ロラン監督 「呼吸 ―友情と破壊」
短編 : アリス・デュアール監督 「女教師」
--
マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル : 2015年版の総括
• トータル視聴回数 56万回 (中国を除いた国と地域における前年の合計視聴回数は38万回でした。)
• 昨年2014年のフェスティバルで視聴回数の最高記録を出した中国では、閲覧規制により今年は配信なし。
• その他、中国を除くすべての国と地域では、フェスティバルへの参加数増加を記録(公式サイトのビジター数73万人、ページ閲覧回数300万回)。
世界207の国と地域(2014年は204)から、もっとも参加者数が多かった国ベスト5
1位/ メキシコ
2位/ ブラジル
3位/ フランス
4位/ ポーランド
5位/ コロンビア
• 「マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル」公式サイトのプラットフォームへの登録者数13万7千人(前年比+40%)、視聴回数25万回(前年比+20%)。
13の字幕提供言語のうち、もっとも利用が多かったのはスペイン語、続いて英語、ポルトガル語、フランス語の順。
• 今年は、南米地域においてもっとも視聴回数の増加幅が大きかったほか、ポーランドのプラットフォームVOD.plで15万回(前年比+100%)、ロシア・ウクライナのプラットフォームMegogoで10万回(前年比+100%)を記録するなど、東欧地域で特に大きく躍進。
• Facebookの公式ページにおけるファン登録数は、フェスティバル期間1ヶ月では10万人、延べ合計数は27万2千人(前年比+50%)。
• ミシェル・ゴンドリーによる映画祭のスペシャルトレーラー再生回数は、世界中で述べ220万回を記録。
「マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル」は、CNC - フランス国立映画センター、SACD - フランス劇作家作曲家協会、Institut Français - アンスティチュ・フランセ、Telefilm Canada、Wallonie-Bruxelles Images (WBI)、アリアンス・フランセーズ、Cavilam による助成と、Renault (ルノー)、Chopard (ショパール)、Lacoste (ラコステ)、Air france (エールフランス)、LVT、France Médias Monde、TV5 Monde、Eurochannel、Télérama、Le Monde、So Film、Variety Magazine の協賛により、UniFrance films が主催するオンライン映画祭です。
フェスティバル概要
MyFrenchFilmFestival.com は、世界中のフランス映画ファンとオンラインでつながり、情熱を共有しようという、これまでにない革新的な映画フェスティバルです。若手映画制作者によるフランス映画のショーケースというコンセプトのもとに生まれたこのオンライン映画祭では、コンペティション部門に長編10作品(すべて2013年~2014年フランス公開で、監督第1作目または第2作目の作品)および短編10作品が出品され、1か月の開催期間中に評価を競います。作品の視聴は字幕機能付きで、13の言語(フランス語、英語、ドイツ語、アラビア語、中国語、ロシア語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語、日本語、ブルガリア語、ポーランド語、トルコ語)から選ぶことができます。