2008年度、世界全体でのフランス映画興行レポートによると、2008年で7800万人の動員を記録した事が分かった。
ユニフランスの行った年間興行収入調査によると、2008年度の観客動員数は7800万人となっている。
最終的には8000万人の動員数を見込んでいる。
2005年の動員数、7600万以来の記録更新で、前年比16%増(07年度は6500万人)、
2000年度からの年間平均動員数も、これに伴い5900万人となった。
国別に見てみると、1780万人の動員を記録したアメリカが、例年通りトップ。続いてロシアが720万人となっている。
大陸別に見てみると、全体の51%を占めているヨーロッパがトップであり、フランス映画の認知度と注目度は年々増している事が伺える。
近年特記すべきは、メキシコ、韓国、オーストラリアでの注目度が非常に高くなってきている点である。
Babylon AD、Asterix、La graine et le mulet、Entre les murs
2008年度最も観られたフランス映画として バビロンA.D. が1010万人を記録した。続いて、 Astérix aux jeux olympiques , Taken/96時間 となっている。
フランス国内だけで2000万人という驚異的な動員を見せた Welcome to the Land of Ch'tis も、海外で400万人の動員と健闘した。
また、 Transporter 3 や Ne le dis a personne / 唇を閉ざせ もアメリカを中心にヒットした。
Il y a longtemps que je t'aime/ずっとあなたを愛してる は、英語圏の国々で、 Mesrine : L'ennemi public n°1 は、ロシアやウクライナで、特に成功をおさめている。
セザールで最優秀作品賞を受賞した The Secret of The Grain は74万人の動員を、カンヌ映画祭のパルムドールを受賞した Entre les murs / パリ20区、僕たちのクラス は62万5千人を記録し、
幅広く多様なジャンルの作品がそれぞれに、評価されている。
この他にも 潜水服は蝶の夢を見る , Chasseurs de Dragons , Frontières も好成績を残した。
総計353作品が上映される。
年間で353作品が上映された。前年度の369作品から少し減少したものの、已然多くのフランス映画が世界中で配給されている。