あらすじ
パシフィック銀行の若い雇員フィリップ(アンリ・ヴィダル)は、金持の未亡人ファンウェル(イザ・ミランダ)に気に入られ、その担当になった。挙句 が、二人は結婚した--夫人は愛のために、彼は金のために。新婚旅行は、地中海へヨットで。が、彼は忽ち夫人の若い女秘書エブ(ミレーヌ・ドモンジョ)と 結ばれてしまう。逢引を続けるうち、エブは夫人を殺すことを暗にそそのかす。エブには若い許婚者がいた。それをフィリップが知っても、平気だ。夫人は二人 の関係に気づき、エブを解雇した。フィリップはエブと共謀して、夫人殺害へと踏みきった。翌日の夜、夫人とフィリップは友人の家へ招待されていたが、彼は 昔からの友人マラール警部らとカード遊びの約束があり、夫人は一人で車で出かけた。警部らは、隣りの部屋でテープに急な用件を録音しているフィリップに、 その仕事が終るまで待たされた。しかし実は、ドア越しに椅子の背からガウンの袖をみせておいて、事前に録音されたテープが彼の声を再生していた。アリバ イ。彼はひそかに夫人の車に乗りこんでいた。夫人が気絶している間に、車のタイヤをパンクしたそれとつけ換え、夫人もろとも車を崖下へ押し落した。夫人の 死は事故死と判定され、その遺言書が開かれた。が、遺産は全部その一人息子ボブへ。息子がいたとは!しかも、ボブとはエブの許婚者その人だった。フィリッ プはエブに利用されたのだ。葬儀ののち、例のテープを聞いていたマラールは、フィリップのトリックに気づいた。あの夜、仕事中かかってきた電話が録音され ていなかったからだ。フィリップは逃亡の途中、ひそかにエブを呼び寄せた。一緒に逃げてくれ。が、エブはボブとフィリップとに、二またかけていたのだと平 然として言う。私、貧乏な貴方と暮すのはいや。絶望した彼はマラールへ電話し、犯行を自供しようとする。その時、エブは彼を撃ち、その手に拳銃を握らせて 逃げた。が、不運なことに、バッグを忘れ、取りに戻った時、フィリップの手の拳銃が火をふいた--一発、二発。起ち上った彼はよろめき歩いてエブのそばへ 来ると、そのままその死体へ折重って倒れた。--その場所は、夫人の、いや若い相続者の、邸の庭だった。
Source : movie.goo.ne.jp
クレジット
監督 (1)
俳優 (13)
映画製作・配給会社 (3)
クレジットタイトル詳細 (9)
- Screenwriters : Henri Verneuil, Annette Wademant, François Boyer
- Dialogue Writers : Annette Wademant, François Boyer
- Directors of Photography : Christian Matras, Henri Baum
- 作曲家 : Paul Durand
- 監督補佐 : Ully Pickardt
- Editor : Louisette Hautecoeur
- 録音技師 : Antoine Petitjean
- 原作者 : James Hadley Chase
- Production Designers : Jean D'Eaubonne, Christian Dior
技術面詳細
- タイプ : 長編映画
- ジャンル : フィクション
- サブジャンル : ドラマ
- テーマ : 殺人
- 言語 : フランス語
- その他の国の共同制作者 : フランス
- Original French-language productions : 不明
- 製作国 : 100%フランス (フランス)
- 製作年 : 1957
- フランス公開 : 27/11/1957
- 上映時間 : 1 時間 38 分
- 経過状況 : 公開済み
- ニュメロ·デ Visa : 19517
- ビザ発行日 : 18/11/1957
- CNC助成 : 不明
- 生産のフォーマット : 35ミリ
- カラータイプ : 白黒
- 画面セット : 1.37
- Audio format : モノラル