あらすじ
南 仏プロヴァンスの小さな町。左官屋の小僧ロベルト少年は生来の音楽好きであった。町角の乞食に代ってアコーディオンを弾いてやり、その手数料を貯めて姉が 古道具屋に売ってしまった彼のアコーディオンを買い戻すつもりだったが、因業な古道具屋はそれを承知しなかったので、彼は友達をかり集めて、アコーディオ ンを強奪して逃げ出した。主人をまいて飛込んだ教会堂で、彼は白髪の老人がオルガンを弾いているのを聞いた。その音に恍惚とした彼は、翌日再び教会へ忍び 込み、聞き覚えで昨日のバッハ曲を弾き始めた。入って来た昨日の老人音楽家マレシャルは、少年の天才に驚嘆して、彼を家に引取ることにした。ロベルトの進 歩は早く、忽ちその名は世間に知れ渡った。悪徳音楽家のデュモンテックらは彼を利用して一儲けを企み、少年の義兄をだまして契約を結ばせ、マレシャルの嘆 きをよそにロベルトを鳴物入りで地方巡業に連出してしまった。各地での成功を経て、一行は故郷の町に帰って来た。少年の心には、己れに強いられている仕事 に対するひそかな疑問が生れていた。マレシャルは重い病床に伏していたが、正道に戻るよう、切々と少年を諭した。その夜の演奏会、始めてデュモンテックに 反抗する勇気の湧いたロベルトは、プログラムを変更してリストの「前奏曲」を指揮した。力強い名演奏に、感動した聴衆の拍手はいつまでもなり止まなかっ た。ラジオでそれに耳傾けながら、マレシャルは限りないよろこびの裡に息を引取って行った。
Source : movie.walkerplus.com
クレジット
監督 (1)
俳優 (17)
映画製作・配給会社 (3)
クレジットタイトル詳細 (9)
- 製作代表 : Joseph Grohando
- シナリオライター : Jean Bernard-Luc
- せりふ作者 : Jean Bernard-Luc
- フォトディレクター : Claude Renoir
- 作曲家 : Louis Beydts
- Assistant directors : Denys De La Patelliere, Claude Boissol
- 編集担当 : Henri Taverna
- 録音技師 : Jean Rieul
- Production Designers : Henri Morin, Eugène Delfau
技術面詳細
- タイプ : 長編映画
- ジャンル : フィクション
- サブジャンル : 人物描写
- テーマ : 音楽
- 言語 : フランス語
- その他の国の共同制作者 : フランス (100.0%)
- Original French-language productions : 不明
- 製作国 : 100%フランス (フランス)
- 製作年 : 1950
- フランス公開 : 16/06/1950
- 上映時間 : 1 時間 35 分
- 経過状況 : 公開済み
- ニュメロ·デ Visa : 9166
- ビザ発行日 : 07/03/1950
- CNC助成 : 不明
- 生産のフォーマット : 35ミリ
- カラータイプ : 白黒
- 画面セット : 1.37
- Audio format : モノラル