『 美しき棘 』、そして最新作『 プラネタリウム(原題)』も話題のフランス人女性監督、レベッカ・ズロトヴスキが、審査員として第7回「マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)」に参加しています!
監督、脚本家として活躍中のレベッカ・ズロトヴスキは、輝かしい学歴の持ち主でもあります。難関のグランゼコール、高等師範学校に学び、文学のアグレガシオン(大学教授資格)を取得。その後2003年に、世界的に名高い映画学校 La fémis (ラ・フェミス ― フランス国立映像音響芸術学院)のシナリオ科に入学します。
当初、卒業プロジェクトの一環として制作された長編初監督作 『 美しき棘 』は、瞬く間に周囲の高い評価を受け、カンヌ映画祭批評家週間の上映作品にセレクトされました。ズロトヴスキはこの作品で2011年ルイ・デリュック賞新人賞を受賞。主演のレア・セドゥは、同じ年のセザール賞有望女優賞にノミネートされています。
監督として自身の作品をつくり続ける一方、脚本家としても、テディ・リュッシ=モデストの『 Jimmy Rivière 』(出演:ギヨーム・グイ、ベアトリス・ダル)や、フィリップ・グランドリューの『 Malgré la nuit 』のシナリオを書き上げています。
2013年には長編第2作 『 グランド・セントラル 』とともにカンヌの舞台に再び登場。タハール・ラヒム、レア・セドゥを主演に迎えたこの作品は、「ある視点部門」に出品されました。
第3作目となる新作 『 プラネタリウム(原題)』は、インターナショナルな展開となっており、ナタリー・ポートマンとリリー=ローズ・デップが競演。2016年ヴェネツィアおよびトロント国際映画祭でワールドプレミアが行われ、日本でも2017年に公開の予定です。
レベッカ・ズロトヴスキも参加する審査委員会が選ぶ、「映画関係者審査員賞」は、2月13日に発表されます。