第7回「マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)」では、視聴回数を昨年の650万回から670万回へと伸ばし、新たな記録を更新いたしました。
公式サイトMyFrenchFilmFestivalのプラットフォームでの視聴のご利用も、昨年の33万回から40万回へと増加し、これまでで最高の数字を記録いたしました。
「MyFFF」は、パートナーサイトおよびアプリケーションでも配信され、今回は、世界の国と地域で合わせて37のプラットフォームから、多くの観客のみなさまにご視聴いただきました。iTunes(91カ国)、Google Play、Amazon Instant Video、Windows Store、MUBIといったグローバル展開のプラットフォームのほか、各国で専門的な展開を広げる映画・ビデオ配信サイトおよびアプリケーションの協力により、数多くの観客のみなさまにフェスティバルをお楽しみいただきました。FilmIn (スペイン、ポルトガル、メキシコ)、Curzon Home Cinema (英国)、 TV5 Monde Cinemaオンデマンド(米国)、Orange (ルーマニア)、Movistar+(スペイン)、Proximus(ベルギー)、ivi および Megogo(ロシア)、Qubit.tv (アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ、グアテマラ、コロンビア、エクアドル)、Cinepolis Klic (メキシコ)、ONET.pl (ポーランド)、Etisalat (アラブ首長国連邦)、SonyLIV (インド)、CableTV VOD (韓国)、そして日本では、青山シアター、ぷれシネ、Videx(ビデックス)、bonobo(ボノボ)、Uplink Cloud(アップリンク・クラウド)、VideoMarket(ビデオマーケット)、GYAO ! にてMyFFF出品作品が配信されました。
視聴回数の多かった国トップ5
1. ロシア
2. 米国
3. メキシコ
4. ブラジル
5. フランス
2017年2月21日、パリにて授賞式が行われました
ユニフランス会長ジャン=ポール・サロメおよび同代表イザベル・ジョルダーノにより、2017年のオンライン映画祭「マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)」各賞の授賞式が行われました。
映画監督審査員賞
審査委員長のパブロ・トラペロをはじめ、レベッカ・ズロトヴスキ、シュロミ・エルカベッツ、ファブリス・デュ・ヴェルツ、ベルトラン・ボネロという、国際的に活躍する映画監督たちが選出する、「映画監督審査員賞」は、こちらの作品が受賞いたしました。
- 『転校生』 監督:ルディ・ローゼンバーグ
同作品には、監督、プロデューサー、輸出販売者へ各5000€、合わせて15000€の賞金が贈られます。
また、作品の高い芸術性が評価され、今回はじめての特例として、同審査員チームにより、「特別賞」がこちらの作品に贈られました。
外国報道機関賞
パブロ・ショルツ(アルゼンチン)、デヴィッド・ジェンキンス(英国)、エレナ・ヴァシリエヴァ(ロシア)、マルク=アンドレ・リュシエ(カナダ)、そして吉武美知子(日本)という、国際色豊かなジャーナリストたちが、長編・短編それぞれ1作品を選出する「外国報道機関賞」は、こちらの作品が受賞いたしました。
- 長編作品: 『転校生』 監督:ルディ・ローゼンバーグ
- 短編作品: 『ぼくたちのジュネーヴ条約』 監督:ブノワ・マルタン
ラコステ観客賞
「MyFFF」公式サイトにご投票いただいた、観客のみなさまによる評価(今年は投票総数5万票以上!)の結果、「ラコステ観客賞」は、こちらの作品が受賞いたしました。
- 長編作品: 『旅芸人と怪物たち』 監督:レア・フェネール (平均評価:4 / 5点)
- 短編作品: 『パニック・イン・ザ・ヴィレッジの新学期』 監督:ステファン・オービエ&ヴァンサン・パタール (平均評価:4,1/ 5点)
ベルギー特別配信作品 (協力: Wallonie-Bruxelles Images (WBI))
多数の関連イベントの開催
今回のフェスティバルでは、公式サイトMyFrenchFilmFestivalおよびパートナー配信サイトでのオンライン鑑賞以外にも、映画ファンが実際に集い、フランス映画の新たな魅力を一緒に発見し、楽しむことができる数々の関連イベントが世界各地で開催されました。
パリでは、世界でいちばん華やかで美しいといわれるシャンゼリゼ大通りに面した「アトリエ・ルノー」にて、フェスティバル出品の短編作品の上映会が行われました。まさにパリを象徴する場所で行われたこの上映会は、若きフランス映画の監督たちにとって、観客とふれあい、交流し、楽しみを共有することができる貴重な機会となりました。
また、フランス在外教育庁(AEFE)とのパートナーシップにより、世界中に広がるネットワーク協定校の中から、シカゴ(米国)やザグレブ(クロアチア)、シンガポールなど20校で上映会が行われました。
さらに、フランス政府公式のフランス語学校・フランス文化センター、アンスティチュ・フランセとの提携により、ドミニカ共和国、イスラエル、チリ、日本、キューバ、ケニア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、メキシコなど、世界各国の施設においてスクリーン上映が行われました。
その他、多くの文化機関や、映画・文化の振興活動を行う各団体により、さまざまな上映イベントが企画されました。ブラジルの活動団体LORAによって行われた、ポルト・アレグレのストリートでの上映会のように、これまでフランス映画になじみの薄かった観客層の方にも、その楽しみを発見し、語り合い、分かち合っていただく、素晴らしい機会が数多く生まれました!
トップ写真左より:シモン・エロコ(MyFFF)、アリソン・ヴァランス、ティトゥアン・ラベ、ブノワ・マルタン(ともに『ぼくたちのジュネーヴ条約』出演女優、俳優、監督)、ジャン=ポール・サロメ(ユニフランス会長)、マリオン・ブヴァレル(『旅芸人と怪物たち』出演女優)、ルディ・ローゼンバーグ(『転校生』監督)、ニコラ・シュメルキン(『パニック・イン・ザ・ヴィレッジの新学期』プロデューサー)、フィリップ・ヴィラジョワ(『旅芸人と怪物たち』プロデューサー)、イザベル・ジョルダーノ(ユニフランス代表)、フランソワ・フェネール(『旅芸人と怪物たち』出演俳優)、カンタン・ドゥロー(MyFFF)