世界最大のフランス語圏映画祭「マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)」が、今年もまた 1 月 15 日(金)から 2 月 15 日(日)まで、1 ヶ月間にわたり開催されます!
今年は短編・長編・VR作品あわせて全33作品がラインナップ。10 言語から選択が可能な字幕付きで、世界各地で同時配信されます。
さあ、第 11 回 MyFFF の予告編、審査員、出品作品のラインナップをさっそくチェックしてみましょう!
【 2021 年 国際審査員】
- モニア・ショクリ:カナダの女優・脚本家・映画監督。2007 年にドゥニ・アルカン監督の作品で映画デビュー。その後、グザヴィエ・ドラン、クレール・シモン、モルガン・シモン、カテル・キレヴェレらの作品に出演。2019 年には、初長編作品『 La Femme de mon frère(英題:My Brother's Wife)』でカンヌ国際映画祭「ある視点部門 審査員注目賞」を獲得。
- フランコ・ロリ:コロンビアの映画監督・脚本家・プロデューサー。初長編作品『 Une mère incroyable)』は 2019 年カンヌ国際映画祭批評家週間のオープニングを飾った。
- ムニア・メドゥール:アルジェリア系移民の女性映画監督。数本のドキュメンタリー作品を制作した後、初のフィクション長編『パピチャ 未来へのランウェイ』を制作。暗黒の時代と呼ばれた 90 年代のアルジェリアで、自由を夢見て闘う少女たちの姿を描き、2019 年カンヌ国際映画祭 ある視点部門で上映され称賛を集めた。
- ジャンフランコ・ロージ:イタリアのドキュメンタリー映画監督。『海は燃えている~イタリア最南端の小さな島~』は、2016 年ベルリン国際映画祭にて金熊賞を受賞し、アカデミー賞 長編ドキュメンタリー賞にもノミネートされた。最新作『ノットゥルノ/夜』は、2020 年ベネチア国際映画祭コンペティション部門に出品され、2021 年アカデミー賞外国語映画賞イタリア代表に選出されている。
- ロザリー・ヴァルダ:映画・演劇・オペラ衣装デザイナー。2008 年より、アニエス・ヴァルダおよびジャック・ドゥミの映画を配給するシネ・タマリス社の代表を務め、展覧会や書籍のアートディレクションも手掛けている。プロデュース作品に、母アニエスとフォトグラファーの JR による『顔たち、ところどころ』(セザール賞およびアカデミー賞ノミネート作品)、2019 年のベルリン国際映画祭でプレミア上映されたアニエス・ヴァルダの遺作「アニエスによるヴァルダ」がある。
【 2021 年 国際報道審査員】
- スザンヌ・ブルク(ドイツ)ラジオ局「Deutschlandfunk Kultur」ジャーナリスト。
- ロビー・エクシエル(ギリシャ)ジャーナリスト、映画評論家。www.flix.gr
- ケイティ・パーカー(ニュージーランド)フリーランスジャーナリスト
- ダリア・ポーリュシカ(ポーランド)「ポーランド通信社」ジャーナリスト
- クラレンス・ツイ(香港)香港のミニシアター「ブロードウェイ・シネマテーク」ディレクター、フリーランスジャーナリスト
- ヴェロニカ・K・ザジュドラ(スロベニア)「ラジオ・テレヴィジョン・オブ・スロベニア(RTV SLO)」ジャーナリスト
【 2021 年 作品ラインナップ】
8つのテーマ別に、活力にあふれ、多様性豊かな現代フランス語圏映画をご紹介します。
フォーエバー・ヤング
もがきながら大人になっていく若者たちの姿を描いた、繊細な輝きを放つ作品を集めました。
- 『思春期 彼女たちの選択(監督:セバスチャン・リフシッツ)
- 『君は愛にふさわしい(監督:アフシア・エルジ)* この作品のMyFFFでの配信はありません。Amazon Prime Videoチャンネル「スターチャンネルEX-DrAMA & CLASSICS-」にて配信中です。
- 『幕あい』(監督:アントニー・ルメートル)
- 『アデュー』(監督:マティルド・プロフィ)
クレイジー・ラヴィング・ファミリー
優しい視線で複雑な家庭環境を描く、エスプリの効いた作品はこちらから。
- 『奥様は妊娠中』(監督:ソフィー・ルトゥルヌール)
- 『核家族』(監督:フォースティーヌ・クレスピー/フランス語圏ベルギー招待作品/協力:Wallonie-Bruxelles Images (WBI))
- 『ソレ・ミオ ~ 私の太陽』(監督:マキシム・ロワ)
トゥルー・ヒロイン
それぞれに複雑な事情を抱えた女性たちが、傷つき、怒りながらも、運命を自分で切り開いていく…。見えない敵と闘うすべての女性にエールを送る作品を集めました。
- 『クエシパン ~ 私たちの時代 』(監督:ミリアム・ヴェロー/フランス語圏カナダ招待作品/協力:Telefilm Canada)
- 『ワーキング・ガールズ』(監督:フレデリック・フォンテーヌ、アンヌ・パウリスヴィック/フランス語圏ベルギー招待作品/協力:Wallonie-Bruxelles Images (WBI))
- 『青く震える娘』(監督:マリー・ジャコテ、ロラ・アリファ=ルグラン)
フレンチ・ゴースト・ストーリー
ときには、フレンチスタイルのゴーストストーリーはいかがでしょう。
- 『バーニング・ゴースト』(監督:ステファン・バチュ)
- 『空っぽの場所』(監督:ジェロフロワ・ド・クレシー)
- 『二十歳の死』(監督:アルノー・デプレシャン)
オン・ザ・ロード
国際紛争から逃れてさすらう人々を描いた作品です。
- 『英雄は死なない』(監督:オード=レア・ラパン)
- 『犬っころ』(監督:ハリマ・ウアルディリ/フランス語圏カナダ招待作品/協力:Telefilm Canada)
ラヴ・イズ・ラヴ
あらゆる角度から「愛」について問うドキュメンタリー 1 作品と短編 3 作品
- 『マダム』(監督:ステファン・リートハウザー/フランス語圏スイス招待作品)
- 『ビューティー・ボーイズ』(監督:フロラン・グエルー)
- 『友だちの友だち』(監督:ザッカリー・ゼズィマ)
キッズ・コーナー
言葉を介さずに、フランス映画の楽しみを小さなお子さまと分かち合えるアニメーション作品です。
- 『ダリアの世界』(監督:ハビエ・ナヴァーロ・アビレス)
- 『お遊戯会』(監督:ロイック・ブリュイエール)
- 『o28』(監督:オタリア・コーセ、ジョフロワ・コラン、ルイーズ・グラルデル、アントワーヌ・マルシャン、ロバン・メルル、ファビアン・メイラン)
ニュー・ホライズン(MyFFF公式サイトのみでの配信です)
実験的な映像やシナリオで新しい映画のかたちを追求するVR作品です。
- 『オデッセイ 1.4.9』(監督:フランソワ・ヴォーティエ)
- 『リコーディング・エントロピア』(監督:フランソワ・ヴォーティエ)
1月15日(金)より、全作品の配信がスタートします!
「マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)」公式サイトのほか、地域に応じた60を超える提携配信サービスからもご視聴いただけます。
短編はすべて無料でご視聴可能です。
長編は 1 作品あたり 1.99 ユーロ、または、全作品見放題のフェスティバルパック 7.99 ユーロでご視聴いただけます。
ラテンアメリカ、ロシア、ポーランド、ルーマニア、アフリカ、韓国からは長編・短編ともに無料でお楽しみいただけます。
開幕が待ちきれない…という方は、第 11 回 MyFFF の予告動画とプログラムで予習しておきましょう。
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第 11 回 マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル をお楽しみに。
Vive le cinéma !
*配信作品は国・地域、配信サイトによって変わることがあります。