ジャン・レノとジェローム・セイドゥが第3回中国フランス映画のパノラマの代表団を率います。
ユニフランスは2月9日より第3回フランス映画のパノラマを開催します。中国でのフランス映画の配給を拡大するために2003年に始まり今年で3年目となるこの活動は、中国フランス大使館の支援によりユニフランスによって運営されており、2月9日から14日にかけて北京、上海、成都の3都市で開催されます。
上映される12本の作品は中国の映画当局と共同で選んだ作品となっています。
Huaxia/Star Imageによって配給されるChris Nahon監督のL'Empire des loups(邦題:エンパイア・オブ・ザ・ウルフ)がジャン・レノとジャクリーヌ・キブラン出席のもと、このイベントの幕を切ることになります。Tang mediaによってクリスチャン・カリオン監督のJoyeux Noel(邦題:戦場のアリア)、ステファン・ブリゼ監督のJe ne suis pas la pour etre aime(邦題:愛されるためにここにいる訳じゃない)、Bourlem Guerdjou監督のZaina, cavaliere de l'atlas(仮題:ザイナ・アトラスの騎士)が配給されます。またChamps Lisに買い付けられたミヒャエル・ハネケ監督のCache(邦題:隠された記憶)、パスカル・トマ監督のMon petit doigt m'a dit(仮題:アガサ・クリスティーの親指のうずき)がすでに中国で公開させる事になっている作品の中から選ばれました。
その他6本の作品はこのイベント開催中に買い手が見つかるであろう作品で、中にはダルデンヌ兄弟監督作品のL' Enfant(邦題:ある子供)、クロード・ルルーシュ監督のLe Courage d'Aimer(邦題:愛する勇気)、ファビエンヌ・ベルトー監督のFrankie(邦題:フランキー)、セドリック・カーン監督のL' Avion(仮題:飛行機)、Richard Dembo監督のLa Maison de Nina(仮題:ニナの家)、そしてDiane Kurys監督のL' Anniversaire(仮題:誕生日)が選ばれています。
パテの代表、ジェローム・セイドゥに率いられる代表団の中には、5人の映画監督(ファビアン・ベルトー、ステファン・ブリゼ、Bourlem Guerdjou、セドリック・カーン、そしてクロード・ルルーシュ)、フランス代表団の副代表も今回務めていて中国でもすでに知名度の高いジャン・レノをはじめ、アン・コンシニー、マイウェン・ルベスコ、ジョスラン・キブラン、フロランス・トマサンという5人の役者陣も名を連ねています。
代表団のメンバーは、中国のメディアとのプロモーション活動を期間中行うことになっています。中国・北京のシネマテークではジャンレノ出演作品のレトロスペクティブが予定されています。パノラマは各都市のシネマコンプレックス2会場で2.5ユーロ(平均的な映画料金は3.5ユーロ、週末のピーク時はシネマコンプレックスでは7ユーロ)という観客にとっては嬉しい料金で映画が上映されます。2005年には3万人もの観客がこの催しでの上映を楽しみました。
中国の映画当局の話によると、中国は現在スクリーン数は約2500、2004年には2億のチケットが販売されたと報告されています。映画はまだ中国当局が独占していて、China Film Groupという機関が製作、配給、興行をコントロールしています。
まだまだ外国映画の配給数はかなり制限されています。2004年にはフランス映画は9作品劇場公開され200万人の観客を動員、2005年には7作品、150万人の観客を動員しました。
中国でフランス映画普及のために門戸を広げてくれたChina FilmやHua Xiaや、Tang mediaやChamps Lis、Domo Mediaといった配給会社の努力がこの成果に現結びついているのです。
最後にテレビで放映されたフランス映画数は重要です。例えばCCTV6はその番組編成の大部分を映画プログラムに当てています。
パノラマはフランス外務省とユニフランスがSGプライベートバンキング、エールフランス、LVT、グルーパマ、プジョー、ノボテル北京、ソフィテル上海、ソフィテル成都、Tang media、Vins de France、キャルフール、そしてMushiの協賛を受けて開催しています。