ゴールデングローブ賞授賞式が行われ、パリにて外国人記者達がその発表を心待ちにしていました。
第65回ゴールデングローブ賞。アメリカでの華やかな授賞式こそ中止となったものの、フランスでもその授賞式に多くのジャーナリストが駆けつけました。
さて結果ですが、 Marion Cotillard がフランス人女優として2度目となる最優秀女優賞の名誉に輝きました。Anouk Aimée(「男と女」)以来の快挙ですが、彼女は「 エディット•ピアフ〜愛の讃歌〜 」での演技が評価され、コメディ部門の最優秀女優賞にノミネートされていました。また、最優秀外国映画賞を獲得した「 潜水服は蝶の夢を見る 」の監督である Julian Schnabel は同時に最優秀監督賞も受賞しました。
この2作品に関しては数々の映画祭で受賞の名誉に輝いています。「潜水服は蝶の夢を見る」はPGAの最優秀プロダクショントップ5に選ばれ、そのシナリオはWGAは最優秀シナリオ作品トップ5にノミネートされています。DGAには最優秀監督5人に選ばれるなどその勢いはまだまだ止まることを知りません。また同作品でSAGの最優秀女優5人へのノミネートも受けており、米国アカデミー賞の発表も控え、更に話題を呼ぶ事間違いなしです。
同じ日の夜に行われたパリ・ランデヴー(前々回記事参照)では Hafsia Herzi Jocelyn Quivrin両氏がマリオン・コチヤール、マチュー・アマルリックに2007年度の最優秀俳優賞を発表したました。この他にも「 The Secret of The Grain 」監督の Abdellatif Kechiche が最優秀監督賞を、「 死者の部屋(DVD スマイルコレクター) 」脚本のAlfred Lotが最優秀脚本賞を、最優秀フランス語圏映画賞には「 Délice Paloma 」が決定しています。