第62回カンヌ映画祭が Isabelle Huppert を代表に迎えて開催された。
Jacques Audiard監督の" Un Prophète "が Cannes International Film Festival - 2009 で審査員グランプリを受賞した。Celluloid Dreams社によって映画マーケットでも大好評を得た話題作である。
Alain Resnais 監督は、自身による30年前のMon oncle d'Ameriqueのグランプリ受賞、50年前のHiroshima mon amourの上映以来の審査員特別賞受賞に至った。
この他にもパルムドール賞は Michael Haneke 監督" ホワイト・リボン "に輝いた。同作品はオーストリアとフランスの共同製作で、
Haneke監督はカンヌ映画祭ではすでに、"La Pianiste"と"Cache"で受賞経験を持っている。
Lars Von Trier監督の" Antichrist "はデンマークとの共同製作であるが、この作品で演じているフランス人女優 Charlotte Gainsbourg が最優秀女優賞に輝いた。
監督賞はBrillante Mendoza監督に決定。同監督作品はフィリピンとの共同製作である。
最優秀脚本賞は "Spring Fever "のLou Ye氏。こちらは中国との共同製作。
この他にも批評家週間では、部門でのグランプリとしてNassim Amaouche監督" さよならゲーリー "が、またMia Hansen Love監督の" Le Père de mes enfants "がある視点部門賞を受賞した。
パルムドール賞を受賞した"Le Ruban blanc"においては、この他にもEducation nationale賞、Fipresci審査員特別賞を受賞している。
なお、Ken Loach監督の" Looking for Eric "がOecuménique賞を受賞したが、この作品は英国との共同制作となっている。