きたる10/06 (火) 18時、『ずっとあなたを愛してる』の公開に先立ち、監督であり作家であるフィリップ・クローデル氏を招いて"読書の秋 / フィリップ・クローデル講演会 "を開催します。
『灰色の魂』で2003年のルノドー賞、『ブロデックの報告書』(2007年、ストック社、パリ)で高校生ゴンクール賞を受賞した作家、フィリップ・クローデル。彼は自身の最新作であり、初監督作品である同作品の日本公開を記念し、待望の来日を果たします。
会場となるのは東京日仏学院エスパス・イマージュ。フランス語と日本語の翻訳付きで、みなさまに気軽にご参加頂けるようにと、入場を無料にしております。どうぞ、お友達をお誘いの上、皆様でお越し下さい。
詳細はこちら!→ www.institut.jp/ja/evenements/9144
ずっとあなたを愛してる
◆2009年英国アカデミー賞 最優秀外国語映画賞受賞
最優秀主演女優賞(クリスティン・スコット・トーマス)/オリジナル脚本賞 ノミネート
◆2009年ゴールデン・グローブ賞
最優秀主演女優賞<ドラマ部門>(クリスティン・スコット・トーマス)&最優秀外国語映画賞 ノミネート
◆2008年ベルリン国際映画祭
コンペティション部門出品 エキュメニック賞受賞
15年の刑期を終えたジュリエット。
悲しみに沈む彼女の過去に犯した罪と罰、そして赦し。
人間の心の深淵に迫る、愛と再生の物語。
刑期を終えたジュリエットは、妹のレア一家に身を寄せる。長い空白期間を経て再会した姉妹はぎこちなく、ジュリエットはレアの夫や娘たちとも距離を置く。しかし、献身的な妹、無邪気な姪に触れ、少しずつ自分の居場所を見出し始める。そんなある日、ジュリエットに長年封じ込めていた真実をレアに明かす瞬間が訪れる。———なぜ愛する息子を手に掛けねばならなかったのか?
主人公ジュリエットには、これまでのキャリアを遥かに凌ぐ渾身の演技を見せたスコット・トーマス。監督・脚本は、世界30カ国以上で出版されている著書を持つフィリップ・クローデル。学生時代に短編映画を制作し、刑務所や障害児学級での教員経験やベトナム出身の養女の起用など、本作に自己を色濃く投影させたクローデルは、心に闇を抱える者の再生を繊細に、時に力強く捉え、緊張感あふれる上質なドラマを作り上げた。
悲劇的なスタートながらも、この物語の根底にあるのは、愛の美しさや絆の強さ。罪は決して消えないが、差し伸べられた手を携え、再び本来の自分を取り戻すひとりの女性の崇高な姿は、観る者の心を揺さぶるだろう。
監督・脚本:フィリップ・クローデル
出演:クリスティン・スコット・トーマス『イングリッシュ・ペイシェント』、エルザ・ジルベルスタイン『モディリアーニ 真実の愛』/エンディング・テーマ:「いつ帰ってくるの」バルバラ作
2008年/フランス=ドイツ/フランス語/1時間57分/日本語字幕:丸山垂穂
原題:IL Y A LONGTEMPS QUE JE T’AIME英題:I’VE LOVED YOU SO LONG
© 2008 UGC YM - UGC IMAGES - FRANCE 3 CINEMA - INTEGRAL FILM
提供・配給:ロングライド 宣伝:Lem
12月26日(土)より、銀座テアトルシネマ他にて公開!
映画公式サイト www.zutto-movie.jp