中国政府の支援を得てユニフランスと在中国フランス大使館が北京で2004年4月8日から11日に渡り初めてフランス映画のパノラマを開催します。
中国の映画局によって選ばれた10作品がCCPPC(中国版 “上院”1072席)で関連映画関係者が出席して上映されます。この積極的な取り組みは中国の映画市場開放の第一歩として長期的な政策の中に記されています。
このイニシアティブは、 Jean-Jacques Aillagon
文化省大臣(当時)の2003年12月の中国訪問に代表されるようなフランス、中国両機関で数カ月前から数多く行われてきたコンタクトにより培われたものと言えます。大臣のこの訪問では中国政府は多くのフランス文化に対する開放の兆しを示し第1回フランス映画のパノラマを2005年に行うことで合意しました。しかしながら中国映画局の協力を得て在中国フランス大使館とユニフランスは期限を早めてこの時期にイベントを実現することとなりました。
仏中両国間の文化交流という背景とCNCと中国当局の映画製作に関しての協力合意に向けての交渉という2つの要因が果たした役割は無視できるものではありません。ユニフランスと在中国フランス大使館にとっては一方では来年、間違いなく複数都市で開催が予定されている第2回フランス映画のパノラマに向けての長期的な展望を、また他方では中国でのフランス映画商業配給への支援への意欲を意味します。
この莫大な潜在的市場においてフランス映画はこれまでテレビでは放映されていたものの劇場公開はここ数カ月の好意的な増加(実際2003年から2004年にかけて Gerard Krawczyk監督 の“Wasabi(邦題同タイトル)”、Jean-Paul Salome監督の“ Belphegor le fantome du Louvre (邦題「ルーブルの怪人」)”、 Jacques Perrin 監督の “Le Peuple migrateur (邦題「WATARIDORI」)”、Gerard Krawczyk監督の“ Fanfan la tulipe(邦題「花咲ける騎士道」)”の4作品が公開されました) が過去の実績としてあった位でした。
今回のパノラマの出品作のセレクションはフランスの海外配給会社や製作会社の提案の中から中国映画局によって行われました。
上映作品と代表団は次の通りです。(プログラム順)
- “Je reste ! ” Diane Kury監督作品 (監督本人とCharles Berlingsが出席します)
- “Les Amateurs ”Martin Valente監督作品 (監督本人とプロデューサーPauline Duhaultが出席します)
- “Jeux d'enfants ”Yann Samuell 監督作品(監督本人とプロデューサーChristophe Rossignonが出席します)
- “La Prophetie des grenouilles” Jacques-Remy Girerd 監督作品(監督本人が出席します)
- “Effroyables Jardins”Jean Becker 監督作品
-“Michel Vaillant(邦題「ミシェルラヴァイヨン」)”Louis-Pascal Couvelaire 監督作品(監督本人とSagamore Steveninが出席します)
- “Le Coeur des hommes”Marc Esposito監督作品 (監督本人とZoe Felix、Gerard Darmon 、Jean-Pierre Darroussinが出席します)
- “Le Cout de la vie”Philippe Le Guay監督作品 (Isild Le Bescoが出席します)
- “Le Mystere de la chambre jaune”Bruno Podalydes監督作品 (プロデューサーGregoire Sorlatが出席します)
-“Ah, si j'etais riche ! ”Michel Munz/Gerard Bitton監督作品 (両監督並びにJean-Pierre Darroussin とプロデューサーCharles Gassot が出席します)
中国におけるフランス映画市場の展望、このイベントに関しての詳しい情報が必要な方は下記に問い合わせて下さい:
Magali Montet
ユニフランス広報部長 電話;01 47 53 27 41