あらすじ
パリのある通信社に勤務するジル(M・ポレル)は、三十代はじめの独身青年で、有能なジャーナリストとして将来を嘱望されていたが、ここ数ヵ月とい うものは、仕事に加え、同棲しているエロイーズ(B・バック)とのゴタゴタで精神的にかなりいきづまっていた。親友のジャン(B・フレッソン)はそんな彼 を心配して、しばらく静養するよう勧めた。ジルは親友の勧めに従い、南フランスの美しい都会リモージュへ帰った。ここには姉オディール(J・マグレ)が夫 フロランと共に住んでいた。この都会の清浄な空気や温和な人心は彼を間違いなく甦えらせるはずだった。ある日、この地方の名士シルヴネール家で催された パーティに姉夫婦と招かれたジルは、そこでナタリー(C・オージェ)に紹介され、その美しさに心を奪われた。その翌日、思いがけなく姉夫婦の家を訪ねてき たナタリーは、ジルを明日、陶器博物館へ案内することを約束する。その帰り道、二人は小さなホテルでごく自然に結ばれた。別れ際、彼女は自分がシルヴネー ル夫人であることを告げた。ナタリーは、ジルを見た瞬間から愛していたのである。短い休暇の間、二人は近くの草原や林を散歩し、愛を確かめあった。やがて 休暇を終えてパリに帰ったジルが、エロイーズにありのままを伝えると、彼女は全てを察してアパートをでていった。そして夏が終る頃ナタリーは夫のもとを 去ってパリにでてきた。二人のパリ生活は楽しかった。ジルは見違えるように精気をとり戻し、ナタリーはショッピングや読書、パーティに楽しげだった。しか し、ジルは、彼女の前に現われた図々しいアメリカ人や彼女の弟の出現によって、愛の苦しさをも味わうようになり、そんな苦しい心境を告白した。「彼女はぼ くに全てを与えてくれた、と同時に全てを奪った」。それを耳にしたナタリーは、絶望のあまり、アパートを飛びだした。その夜、苦い自責の念で電話を待つ彼 に、ある救急病院から電話が入った。彼女が睡眠薬自殺を図り、病院にかつぎこまれたというのだ。医師から、命の保証はできないといわれ、茫然として病院の 扉を開けた。
Source : movie.goo.ne.jp
クレジット
監督 (1)
俳優 (19)
映画製作・配給会社 (4)
- 海外製作作品 : Mega Films
- Film exports/foreign sales : SND
- フランス国内配給 : Société Nouvelle de Cinématographie (SNC)
クレジットタイトル詳細 (17)
- Adaptation : Jacques Deray
- シナリオライター : Jean-Claude Carrière
- せりふ作者 : Jean-Claude Carrière
- フォトディレクター : Jean Badal
- 作曲家 : Michel Legrand
- Assistant directors : Thierry Chabert, Bernard Stora
- 編集担当 : Henri Lanoë
- 録音技師 : Jacques Maumont
- 原作者 : Françoise Sagan
- Producers : Gérard Beytout, René Pignières
- 撮影技師アシスタント : Yves Agostini
- 撮影技師 : Jean Charvein
- 製作部長 : Alain Darbon
- Assistant editor : Monique André
- スクリプト : Annie Rozier
- 演出助手 : Jacques Schaeffer
技術面詳細
- タイプ : 長編映画
- ジャンル : フィクション
- サブジャンル : ドラマ, ロマンス
- 言語 : フランス語
- 出身 : イタリア, フランス
- Original French-language productions : 不明
- 製作国 : 大部分フランス (イタリア, フランス)
- 製作年 : 1971
- フランス公開 : 29/10/1971
- 上映時間 : 1 時間 50 分
- 経過状況 : 公開済み
- ニュメロ·デ Visa : 36573
- ビザ発行日 : 22/10/1971
- CNC助成 : 不明
- 生産のフォーマット : 35ミリ
- カラータイプ : カラー
- Audio format : モノラル
興行収入・公開作品
テレビ放送
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