あらすじ
一 九五五年のある晩、ロッコ(アラン・ドロン)とその兄弟は、母親ロザリアとともにミラノ駅についた。父親を失った一家は故郷ルカニアから、ここに働いてい る長男ヴィンチェンツォを尋ねてきたのだ。彼には美しいジネッタ(クラウディア・カルディナーレ)という婚約者がいた。一家は翌日から家と職探しに奔走し た。ヴィンチェンツォはプロ・ボクサーを志し、次男シモーネ(レナート・サルヴァトーリ)と三男ロッコもクラブに出入りするようになった。シモーネは貧困 と不遇の青春のうっぷんをグローブに賭けた。これにボクサーくずれの男モリーニが目をつけ、たちまち悪の世界にひきずりこんだ。その頃、彼はナディア(ア ニー・ジラルド)という女に溺れていた。素質のあるロッコは気立てが優しく、ボクサーを嫌ってクリーニング店で働いた。が、シモーネが店の主人のブローチ を盗みそこをやめさせられた。そこへ徴兵の通知がきた。一年二カ月の時が流れた--兵役を終え帰郷する途上、ロッコは刑務所を出所したナディアに会った。 彼女はロッコを好きになった。シモーネの堕落ぶりに愛想をつかしたマネージャーのチェッキは、ロッコに目をつけたが彼はその手に乗らなかった。シモーネは ナディアの更生を聞き、ロッコを嫉妬した。ある晩、橋の上でロッコとナディアを待伏せしたシモーネ一味が二人を襲った。仲間にロッコを押えさせ、シモーネ は彼女を暴力で犯した。二人の兄弟は血まみれになって争った。数日後、ナディアはロッコに求婚した。興奮のさめたロッコは、シモーネを救える者は彼女だけ だとさとり、身をひいた。絶望したナディアはまた悪の世界に戻り、シモーネも借金のために告発された。ロッコは兄を助けるため、気のすすまぬボクサーの契 約をした。ミラノに着いて五年、シモーネ以外はそれぞれ幸福に暮らしていた。ロッコも着々と腕を上げた。彼の夢は生まれ故郷のルカニアに帰ることだった。 一家がロッコの勝利を祝っている席上に、落ちぶれたシモーネが帰ってきた。彼はナディアを殺してきたのだ。ロッコだけは彼を暖く迎えた。二人の兄弟は男泣 きに泣き、いつまでも抱きあっていた。
クレジット
監督 (1)
俳優 (18)
映画製作・配給会社 (4)
- 製作代表 : Cocinor, Les Films Marceau
 
- 海外製作作品 : Titanus Produzione
 
- Film exports/foreign sales : STUDIO TF1 Cinéma
 
- フランス国内配給 : Marceau-Cocinor
 
クレジットタイトル詳細 (9)
- 製作代表 : Giuseppe Bordogni, Edmond Tenoudji
 
- Screenwriters : Luchino Visconti, Suso Cecchi D'Amico, Pasquale Campanile, Massimo Franciosa, Enrico Medioli
 
- フォトディレクター : Giuseppe Rotunno
 
- 作曲家 : Nino Rota
 
- 編集担当 : Mario Serandrei
 
- Costume designer : Piero Tosi
 
- 海外プロデューサー : Goffredo Lombardo
 
- 撮影技師 : Silvano Ippoliti
 
- 装飾 : Bruno Garbuglia
 
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技術面詳細
- タイプ : 長編映画
 - ジャンル : フィクション
 - サブジャンル : ドラマ
 - 言語 : イタリア語
 - 出身 : イタリア, フランス
 - Original French-language productions : いいえ
 
興行収入・公開作品
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