パリ郊外で移民ゲットーの青年たちの暴動が起った。発端は警察による暴行事件で、犠牲者のアブデュル・イシャは重 体のまま入院している。暴動の翌日の10時48分、サイード(サイード・タグマウイ)が仲間のヴィンス(ヴァンサン・カッセル)の家を訪ね、彼を連れてボ クサーのユベール(ユベール・クンデ)に会いに行く。暴動のあおりでユベールのボクシング・ジムも焼討ちされていた。昨夜の暴動で警官が一人銃を紛失した という噂がある。14時12分、ヴィンスが拾った拳銃を二人に見せ、入院中のアブデュルが死んだらこれで警官を殺すと宣言する。15時47分、三人はアブ デュルの見舞いに行くが警官に追い返される。しかし拳銃を隠し持ったヴィンスだけは妙に強気だった。17時04分、三人はサイードがパリに住むアステリク ス(フランソワ・ルヴァンタール)に貸した金を取立に、パリへ向かう。18時44分、三人はアステリクスの住む豪華なアパルトマンに圧倒される。彼はエキ セントリックな男で、裸で三人を迎え入れ、ヴィンスにロシアン・ルーレットを挑む。結局借金を取り返せないまま三人が建物を出た所を自警団が襲撃しヴィン スだけが逃げおおせる。20時17分、ユベールとサイードは人種差別的な自警団に酷い拷問を受ける。00時33分、自警団に釈放された二人は終電に乗り遅 れる。そこへヴィンスが現れ、三人は深夜の画廊のパーティーにもぐり込む。02時57分、繁華街の街頭テレビでアブデュルの死が報じられ、ヴィンスが駆け だしていく。04時27分、ユベールとサイードがスキンヘッドの一団に襲われるが、そこへ拳銃を持ったヴィンスが助けに入る。三人はスキンヘッドの一人 (マチュー・カソヴィッツ)を取り押さえるが、ヴィンスはこの相手を撃つことができない。三人は始発で郊外に戻る。06時00分、ヴィンスがユベールに拳 銃を預ける。そこへ警察が現れ、ヴィンスが射殺される。06時01分、警官とユベールが拳銃を突きつけ合い、にらみ合う。カメラは二人を凝視するサイード の顔のアップへ。
Source : movie.walkerplus.com