あらすじ
〈第一話:7時の約束〉法学部の学生エステル(クララ・ベラール)は試験を控えているが、恋人のオラス(アントワーヌ・バズレル)が自分に会わない日の7 時ごろに喫茶店で別の女の子とデートしているという話を聞かされて勉強も手に付かない。朝、市場で買い物中のクララは見知らぬ男に愛を告白され、ふと思い ついてオラスがデートしていたという例の喫茶店に夜7時に来るように言う。その直後彼女は財布がないのに気づき、さてはあの男にスラれたと思う。夕方、ア リシー(ジュディット・シャンセル)という女の子が財布を拾って届けてくれた。彼女は7時に例の喫茶店で待ち合わせがあるというので、エステールも件のス リとの待ち合わせの話をして一緒にいく。予想どおり、アリシーのデートの相手はオラスだった。エステルは彼に愛想が尽きる。アリシーも事態を察して去る と、そのテーブルに朝の市場の青年が腰掛け、人を待つ風でビールを注文する。 〈第二話:パリのベンチ〉彼(セルジュ・レンコ)は郊外に住む文学教師、彼女(オロール・ローシェール)は同棲中の恋人が別にいるらしい。9月から11月 にかけて、二人はパリの随所にある公園でデートを重ねる。彼は彼女を自宅に連れていきたいが、彼女は貴方の同居人がいやといって断る。彼女の恋人が親類の 結婚式で留守にするとかで、彼女は観光客になったつもりでホテルに泊まろうと提案する。いざ目的のホテル前で、彼女は恋人が別の女とホテルに入るのを見 る。別れるのは今がチャンスという彼に、彼女は恋人がいなければあなたなんて必要ないわ、と告げる。 〈第三話:母と子1907年〉ピカソ美術館の近くに住む画家(ミカエル・クラフト)を知人の知り合いのスウェーデン女(ヴェロニカ・ヨハンソン)が訪ね る。彼は彼女を美術館に連れていく。八時に会う約束をしてアトリエに帰るその途中、彼は若い女(ベネディクト・ロワイヤン)とすれ違い、彼女を追って美術 館に入る。彼女は『母と子1907年』の前に座る。彼はスウェーデン女と合流し、その名画の前で例の女性にわざと聞こえるように絵の講釈を始める。彼女が 席を立ち、彼はあわてて別れを告げて女を追って美術館を出て、道で声をかける。彼女は自分は新婚で夫は出版業者、今度出る画集の色を原画と比べに来たのだ という。彼はめげず、彼女も興味を覚えて彼の絵を見にアトリエに行く。二人は絵画談義を交わし、結局何もないまま女は去る。画家はしばし絵筆を取って作品 に手を加え、スウェーデン女性との待ち合わせの場所に行く。だが時間が過ぎても女は現れない。家に帰った画家は絵の中の人物を一人完成させ、「それでも今 日一日まったく無駄ではなかった」と呟く。
Source : movie.goo.ne.jp
クレジット
監督 (1)
俳優 (10)
映画製作・配給会社 (3)
- 製作代表 : Compagnie Éric Rohmer
- Film exports/foreign sales : Les Films du Losange
- フランス国内配給 : Les Films du Losange
クレジットタイトル詳細 (7)
- 製作代表 : Françoise Etchegaray
- シナリオライター : Éric Rohmer
- Director of photography : Diane Baratier
- 作曲家 : Sébastien Erms
- Editor : Mary Stephen
- 録音技師 : Pascal Ribier
- 報道担当(映画) : Régine Vial
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技術面詳細
- タイプ : 長編映画
- ジャンル : フィクション
- サブジャンル : センチメンタルコメディ, アンソロジー映画
- 言語 : フランス語
- その他の国の共同制作者 : フランス (100.0%)
- Original French-language productions : はい
- 製作国 : 100%フランス (フランス)
- 製作年 : 1994
- フランス公開 : 22/03/1995
- 上映時間 : 1 時間 40 分
- 経過状況 : 公開済み
- ニュメロ·デ Visa : 86.845
- ビザ発行日 : 24/02/1995
- CNC助成 : はい
- 生産のフォーマット : 16ミリ
- カラータイプ : カラー
- 画面セット : 1.37
- Audio format : ドルビーデジタル
興行収入・公開作品
ニュース&アワード
映画祭でのセレクション (3)
About
"Les Rendez-vous de Paris" contains three variations on the duplicitous nature of appearances and the paradoxes of truth - false truth and true falsity. It also provides an impressionist view of Paris through a hand-held camera (...). Eric Rohmer's latest film reveals the permanent doubt caused by the mystery of appearances and uses all kinds of tricks to avoid giving a reply, as if to leave the audience in the lurch...".
(Taken from the 1995 Locarno Festival catalogue)