あらすじ
秋 の日のある朝。パリのアパルトマンの一室で眼を覚ましたエマニエル(S・クリステル)は薄いガウンを羽織ったまま寝室からキッチンへ降りた。朝の陽ざしが カーテンを通してふりそそいでいる。友達のマリーから電話がかかってきた。マリーはどうやらエマニエルを空港まで見送りに来るつもりだ。彼女は今日、タイ のバンコックへ旅立つことになっていた。外交官である夫のジャン(D・サーキイ)は一足先にバンコックへ赴任していてあとからエマニエルが行くことになっ ていたのだ。飛行場へは彼が出迎えにきていた。久びさの邂逅、二人は蚊帳の中で激しく愛し合った。バンコックは乾いた空気が肌に心地よいエキゾチックな町 である。そんなエトランジェの気安さで生活を楽しんでいるように見えた。なかでもエマニエルが加わることになったフランス人の集まりはとりわけサロン的 ムードが濃く男も女も自由に交際していた。ある日の昼下がり、バンコックの庭園でパーティが催された。ここに集うのは気ままな独身の男女、外交官、芸術家 といった人たちである。エマニエルはここでさまざまな男女と出会い、やがて彼らによって大きく変わっていくことになった。マリー・ルイズ(J・コレティ ン)、カモシカのような肢体を持つ奔放な少女で、彼女はパーティのあとエマニエルの屋敷を訪ねてくる。性への好奇心が旺盛で、エマニエルにあけすけな質問 をして顔を赤らめさせたあげく、彼女の前で自慰を始めた。アリアンヌ夫人(C・ボワソン)は性的に充たされない有閉マダムでレズビアン趣味がある。エマニ エルをスマッシュに誘ったとき、彼女を抱きしめ、それから時々更衣室で彼女を誘惑するようになった。ビー(M・グリーン)、アメリカ人だがたくみなフラン ス語を話す美人で、エマニエルは姉を慕うように魅かれ、やがて深く愛するようになっていく。さらにエマニエルは問題の男マリオ(A・キュニー)とめぐり逢 う。彼は社交界でも特異な存在である。それはひとえに彼のもっている不思議な性の哲学のせいによるのだが、女は誰でも彼の哲学の洗礼を受けることになって いた。“文明人の性というのは複数セックスでなければならない。単数のセックスではなく二人以上と肉体関係を持ちたい。それも時や場所を選ばずに。それを 私は反文明のセックスと呼び、そうした性の中にこそ真の喜悦を発見していくべきである”。これが彼のテーゼ...
クレジット
監督 (1)
俳優 (7)
映画製作・配給会社 (3)
- 製作代表 : Trinacra, Orphée Productions
 
- Film exports/foreign sales : Tamasa Distribution
 
- フランス国内配給 : Parafrance
 
クレジットタイトル詳細 (14)
- シナリオライター : Jean-Louis Richard
 
- フォトディレクター : Richard Suzuki
 
- 作曲家 : Pierre Bachelet
 
- 監督補佐 : Philippe Leriche
 
- Editor : Claudine Bouché
 
- 録音技師 : André Hervée
 
- Costume designer : Georges Bril
 
- 原作者 : Emmanuelle Arsan
 
- 撮影技師アシスタント : Jean-Paul Lemaître
 
- 撮影技師 : Robert Fraisse
 
- 製作部長 : Michel Choquet
 
- スクリプト : Alice Ziller
 
- サウンド・ミキサー : Paul Bertault
 
- 演出助手 : Jean Pieuchot
 
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技術面詳細
- タイプ : 長編映画
 - ジャンル : フィクション
 - サブジャンル : ドラマ
 - テーマ : エロチシズム, 旅行
 - 言語 : フランス語
 - その他の国の共同制作者 : フランス
 
興行収入・公開作品
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