あらすじ
夜の道を車が走る。やっとピカールの邸に着いた。遅くなった。仲買人のマランバールは食堂へ通された。もう会食は終っていた。これで、全員が揃っ た。十五年ぶりに。戦争中、彼らは抵抗運動に従っていた。解放の数日前首領のカスチーユは会合に踏みこんできた独兵に射殺された。今夜はその命日だった。 皆は再会を喜びあった。唯一の女性マリー・オクトーブル(ダニエル・ダリュー)は今ピカールの出資で洋裁店をやっている。店にきた独人貿易商の口から独軍 襲撃の真相がわかった。仲間に密告者がいたのだ。その元独軍情報部将校は密告者の名を忘れていた。マリーはピカールと共に裏切者の究明のため、皆に集って もらったのだ。皆は今さら--と思った。が、与太者だったのを首領に拾われたナイトクラブ支配人カストロと、税務局長のバンダームとが、マリーに賛成し た。が、仲買人などはテレビのプロレスの方に興味を示した。ピカールは密告者に遺書を書かせ、ピストル自殺させると宣言した。それに対して、神父のイーブ は反対した。首領の死と、あのとき軍資金が盗まれたことは関係があった。仕様のない浪費家だったイーブがまず疑われた。次の容疑者は、あの夜の会合に欠席 した錠前屋のブランシュと現在名弁護士とうたわれるシモノーだった。不在の理由はあったが、シモノーは元ファシストで独仏協会員だった。容疑者の投票をす ることになった時、神父の白票以外は、彼の名が記されていた。が、何も物的証拠はなかった。中休みの時、邸の老女中までが疑われた。産科医チボーも戦後病 院を建てたことで疑われる。……あの夜の状況を再現することになった。首領の死体を見たのは、印刷工場主のルジェだけだった。が、彼の説明は、遅れてつい たブランシュと老女中の反バクでくずれた。しかも、貧しい印刷工だった彼は工場の資金の出所を説明できなかった。追いつめられた彼はマリーが首領の情婦 だったことを話し、彼女が嫉妬で殺したのを目撃したというのだ。マリーは面通しという最後の手段をとった。二階に例の元独軍将校がいると、その名を呼んだ のだ。足音が近づいた時、仲間の一人が逃げ出した。ルジェだった。彼は軍資金を盗んだのを、慕っていたマリーや仲間に知られるのをおそれ、密告し、襲撃に まぎれて首領を射殺したのだ。足音はマリーとしめし合せたピカールだった。ルジェは引きすえられ、遺書を書かされた。彼が惨めに助命を乞い、皆の気持がた じろいだ時、ピカールは運動で殺された仲間の名を読み始めた。首領の名まできた時、銃声が起きた。マリーが裏切者を射殺したのだ。彼女は静かに自分の犯行 を警察へ知らせた。
Source : movie.goo.ne.jp
クレジット
監督 (1)
俳優 (11)
映画製作・配給会社 (4)
- 製作代表 : Orex Films
- Co-productions : Abbey Films, Orex Films
- Film exports/foreign sales : Pathé Films
- フランス国内配給 : Pathé Consortium Cinéma
クレジットタイトル詳細 (12)
- Adaptation : Henri Jeanson, Jacques Robert, Julien Duvivier
- フォトディレクター : Robert Lefebvre
- 作曲家 : Jean Yatove
- 監督補佐 : Michel Romanoff
- Editor : Marthe Poncin
- 録音技師 : Antoine Archimbaud
- 原作者 : Jacques Robert
- プロデューサー : Lucien Viard
- 撮影技師アシスタント : Roger Delpuech, Claude Robin, Gaston Muller
- スクリプト : Denise Morlot
- 装飾 : Georges Wakhevitch
- スチールマン : Roger Corbeau
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技術面詳細
- タイプ : 長編映画
- ジャンル : フィクション
- サブジャンル : ドラマ
- 言語 : フランス語
- その他の国の共同制作者 : フランス
- Original French-language productions : 不明
- 製作国 : 100%フランス (フランス)
- 製作年 : 1958
- フランス公開 : 24/04/1959
- 上映時間 : 1 時間 35 分
- 経過状況 : 公開済み
- ニュメロ·デ Visa : 21312
- ビザ発行日 : 26/02/1959
- CNC助成 : 不明
- 生産のフォーマット : 35ミリ
- カラータイプ : 白黒
- Audio format : モノラル
- 禁止 : なし
興行収入・公開作品
テレビ放送
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ニュース&アワード
About
『火薬に火を』を書いたジャック・ロベールの小説の映画化。脚色は原作者とジュリアン・デュヴィヴィエがあたり、監督は「私の体に悪魔がいる」の デュヴィヴィエ。撮影は「夜の騎士道」のロベール・ルフェーヴル、音楽はジャン・ヤトヴが担当。出演は「奥様にご用心」のダニエル・ダリュー、「レ・ミゼ ラブル」のベルナール・ブリエ、セルジュ・レジアニ、「死刑台のエレベーター」のリノ・ヴァンチュラ、他にポール・フランクール、ノエル・ロックヴェール 等。
Source : movie.goo.ne.jp