ソワジー・アン・エコールの食料品店でモスタファとブラヒムは初めて出会う。22年間に及んだ亡命生活の後、ブラヒムは浮浪者となった。ブラヒムはモスタファのおかげで、もう不法入国者としての暮らしをせず、モロッコの家族と再会し、さらには食料品店の経営をまかされるようになる。数年後、ブラヒムはこのイル・ド・フランス地方の村で最も欠かせない人物となる。しかし昨年、ブラヒムは悲惨な生活を長年経た結果に打ち克つことができなかった。今日、モスタファはソワジーで『ブラヒムのいない暮らし』を続けることを学ばなければならない。