『545地区』はノルマンディーのコー地区を指す言葉で、牛乳の品質調整をする分析官、ピエール・クレトンが担当する酪農家達との活動を描いた作品である。
定期的な訪問が続くにつれて、彼等の関係は強くなり、ピエール・クレトンはある質問を投げかけるという危険をおかすことにする。例えばこんな質問:人間と動物の間にはどんな違いがあるというのか?
最初の驚きはというと酪農家たちがこの作品に参加しているということだ。
ピエール・クレトンの視点を通して予期しない回答、全く別のものだけれども予期してなかったものと人道的な時間を私たちは共有する事になる。