あらすじ
1962年の冬のパリ。ポム(ヴァレリー・メレッス)は17歳の高校生。明るく、歌が好きで、人気者の彼女は大学受験の準備より、両親の家を出て、 歌手になって旅に出ることを夢みていた。ある日、通りかかった写真スタジオで、ジェローム(ロベール・ダディエス)という写真家が撮った女性たちの写真を 見て、その女性たちの一様に淋しく、美しく、人生の影だけをせおったような姿にやりきれない気持になる。それらの写真の中の女性の一人、シュザンヌ(テ レーズ・リオタール)は、ジェロームの内縁の妻で、22歳の若さで3歳のマリー(サロメ・ヴィミル)と9ヵ月のマチュー(フランソワ・クルバン)がいた。 貧しい生活の中、さらに3人目の子供が生まれようとしていた。シュザンヌと知り合ったポムは両親に嘘をついてシュザンヌに200フランを与え、それがきっ かけでポムは家を出ることになった。歌のアルバイトでの初めての収入をもち意気揚々とシュザンヌを訪れた日、ジェロームは自殺し、ポムとシュザンヌは別れ 別れになる。10年の月日が流れ、パリ郊外の小都市ボビニーで開かれた裁判に、避妊と中絶の自由化を求める人々が集まっていた。その中に、今はフォーク歌 手の人気者になったポムと南仏イエールで女性のための家族プラニング・センターを開いて活躍するシュザンヌの姿があった。つかの間の再会のあと、2人は絵 葉書をかわすようになる。ジェロームの死後、実家にもどり、タイプをおぼえ、辛い年月を送ったのち、イエールに移ったシュザンヌ。一方のポムはイラン人の ダリウス(アリ・ラフィ)と知りあい、イランに行き結婚した。イランでのダリウスとの生活は豊かだったが、フランスでは自由人たったダリウスが、イランで は家長そのものになり、ポムは出産を理由にシュザンヌのいるイエールへ向かった。無事出産を終えると、ポムはダリウスに別れを告げ歌の生活にもどるため、 女性3人のフォーク・グループ“オルキデー"と巡業の旅に出た。そのころシュザンヌは、ツーロンの町医者ピエール(ジャン・ピエール・ペルグラン)と結婚 していた。2年後の夏、シュザンヌとポムは水辺の別荘を借りて、友人や家族たちとバカンスを楽しんでいた。そして、2人は、自分たちが青春をかけて幸福を 求めた足どりをふりかえるのだった。
Source : movie.goo.ne.jp
クレジット
Director (1)
俳優 (14)
映画製作・配給会社 (5)
- 製作代表 : Ciné-Tamaris
- Foreign production companies : Paradise Films, Population Films
- Film exports/foreign sales : mk2 films
- フランス国内配給 : Gaumont
クレジットタイトル詳細 (11)
- Screenwriter : Agnès Varda
- フォトディレクター : Charlie Van Damme
- 作曲家 : François Wertheimer
- Editors : Joële Van Effenterre, Patrizia Mazuy
- 録音技師 : Henri Morelle
- Costume designer : Franckie Diago
- Sound assistants : Jacques Bissières, Jesus Navarro
- 撮影技師アシスタント : Nurith Aviv
- 編集アシスタント : Françoise Thevenot
- スクリプト : Alice Chazelles
- Production Designer : Franckie Diago
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技術面詳細
- タイプ : 長編映画
- ジャンル : フィクション
- サブジャンル : ドラマ, 人生ドラマ
- テーマ : 女らしさ, 友情, 運命
- 言語 : フランス語
- 出身 : フランス (80.0%), ベルギー (20.0%)