エマニュエルは南仏に妻マラ(ベルト)とその連れ娘のナターシャ(ビノシュ。まだ若い!)と住んでいる。既に大人になりかけの娘の存在はいつも夫婦を困らせる。些細なことからの喧嘩で家を飛び出すナターシャ……。エマニュエルはふと思うところあって、先妻のリリの元にいる実の娘エリーズを連れ出し、車で旅に出る。久々の対面の娘とコミュニケーションを円滑に画るため、シナリオを彼女に考えさせ、彼がビデオカメラでそれを撮ることにする。途中ナターシャを家出先から家に帰した後、二人はスペインにゴヤの絵を観に行くことにするが、その日プラド美術館は休みだった。泊まったホテルで父は娘に提案を出す。部屋に娘一人置いて、カメラの前で思いのたけを告白させようというのだ。泣きじゃくる彼女が語り始める真実……。
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