あらすじ
イタリアの田舎町。共産党の地区書記長ペポネ(ジーノ・チェルヴィ)が新町長となって、ペポネの幼馴染の司祭ドン・カミロ(フェルナンデル)はあん な無学な乱暴者がと内心すこぶる面白くない。ドン・カミロは教会の鐘を叩いて、町の広場で行われていたペポネの演説を妨害した。ペポネに赤ん坊が産れたと きは、その洗礼名のことで二人は大喧嘩したが、このときはペポネが折れて一応落着した。ペポネが“人民の家"の建設に着手したので、これに対抗してドン・ カミロは遊園地建設にとりかかった。農民のストライキが起ってペポネは率先指揮に当ったが、ドン・カミロは出産する牛の世話をしてやろうとピケ・ラインを 破って農場に忍びこみ、結局ペポネもドン・カミロに手伝わされてしまった。その帰り途、ドン・カミロは町からやってきたスト応援隊と大喧嘩をやらかし、大 司教にお小言をくった。親たちの反目から結婚を許してもらえぬマリオリーノとジーナは、投身自殺を計ったが、ドン・カミロ、ペポネ以下村人の協力によって 救われ、遊園地の開園式の日にめでたく結婚式をあげた。その日は“人民の家"の開館式もあったが、その夜、ドン・カミロはふとしたことから大暴れし、つい に大司教から転任を命ぜられた。村を去る日、ペポネの命令で駅には誰も見送りに来ない。悄然と列車の人となったドン・カミロは、次の駅でペポネ派の眼をさ けて先廻りしていた保守派の人たちの大歓送をうけた。そして、その次の駅には、なんとペポネ一派が彼を見送ろうと待構えていた。「保守派の前で面子を失い たくないんだ」ペポネはそう囁いて彼の帰村を待つといった。
Source : movie.goo.ne.jp
クレジット
監督 (1)
俳優 (15)
映画製作・配給会社 (4)
- 製作代表 : Francinex
- 海外製作作品 : Rizzoli Film
- Film exports/foreign sales : STUDIOCANAL
- フランス国内配給 : Société Nouvelle des Acacias (SNA)
クレジットタイトル詳細 (11)
- 製作代表 : Robert Chabert
- Screenwriters : Julien Duvivier, René Barjavel
- フォトディレクター : Nicolas Hayer
- 作曲家 : Alessandro Cicognini
- 監督補佐 : Serge Vallin
- Editor : Maria Rosada
- Sound recordists : Jacques Carrère, Maurice Laroche
- 海外プロデューサー : Angelo Rizzoli
- 原作者 : Giovanni Guareschi
- プロデューサー : Angelo Rizzoli
- スクリプト : Denise Morlot
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技術面詳細
- タイプ : 長編映画
- ジャンル : フィクション
- サブジャンル : コメディー
- 言語 : フランス語
- 出身 : フランス, イタリア
- Original French-language productions : 不明
興行収入・公開作品
ニュース&アワード
About
ジュリアン・デュヴィヴィエが「アンリエットの巴里祭」に先立って監督した諷刺喜劇。仏伊合作の一九五一年作品である。ジョヴァンニ・グアレスキの 原作より、デュヴィヴィエと「女の獄舎」のルネ・バルジャヴェルが脚色と台詞執筆に当った。「パリの空の下セーヌは流れる」のニコラ・エイエが撮影を監 督、音楽は「われら女性」のアレッサンドロ・チコニーニ。主演は「禁断の木の実」のフェルナンデルで「終着駅」のジーノ・チェルヴィが共演、以下「嘆きの テレーズ」のシルヴィー、「鉄格子の彼方」のヴェラ・タルキ、「靴みがき」のフランコ・インテルレンギ、「肉体の悪魔(1947)」のシャルル・ヴィ シェールなどが出演。なお、映画中のキリストの声はジャン・ドビュクウルである。
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