審査委員会のメンバーにベルギーの映画監督フレデリック・フォンテーヌが決定しました。
Frédéric Fonteyne (フレデリック・フォンテーヌ)、1968年ブリュッセル生まれ。文学、デッサン、絵画への情熱も抱き、ベルギーの映画学校 IAD (Institut des Arts de Diffusion 放送芸術学校) で映像監督を学びました。
『 Bon Anniversaire Sergent Bob 』(1988年)、『 Les Vloems 』(1989年)、『 La Modestie 』(1991年)、『 Bob le déplorable 』(1993年)など多くの短編を制作、数々の映画祭で賞を受賞。デビュー当時の作品から、作家 / 劇作家の Philippe Blasband が脚本を手掛けてきました。初の長編作品、『Max & Bobo 』(1997年)では、Jan Hammenecker と Alfredo Pea がそれぞれタイトル人物 Bobo と Max を好演、マンハイム-ハイデルベルク国際映画祭グランプリ他を受賞。続く2作目 『 A Pornographic Affair (ポルノグラフィックな関係)』(1999年)には、Nathalie Baye (ナタリー・バイ)、Sergi López (セルジ・ロペス)が主演。ベネチアで金獅子賞にノミネートされ、ナタリー・バイに女優賞が授与されました。次作、Emmanuelle Devos (エマニュエル・ドゥヴォス)、Clovis Cornillac (クロヴィス・コルニアック)、Laura Smet (ローラ・スメット)出演の 『 La Famme de Gilles 』(2004年) は、同じくベネチア国際映画祭のオリゾンティ部門で入賞しました。
最新作 『 Tango libre (タンゴ・リブレ 君を想う)』 には François Damiens (フランソワ・ダミアン)、Sergi López (セルジ・ロペス)、Jan Hammenecker、Anne Paulicevich が出演。2012年ベネチア国際映画祭でオリゾンティ部門審査員特別賞を受賞、ワルシャワ国際映画祭ではグランプリに輝きました。
その他の活動として、ベルギー、フランスの映画・演劇学校で、俳優と監督を養成するためのワークショップ等を定期的に開催しています。