1920年代黄金期パリのミューズに捧げるオマージュ・アニメ-ション作品
Amélie Harrault が最初の短編作品のテーマに選んだのは、「モンパルナスの女王」と呼ばれた女性、アリス・エルネスティーヌ・プラン、通称モンパルナスのキキの生涯でした。キキは1901年にこの世に生を享け、後にジョルジュ・ブラック、ロベール・デスノス、藤田嗣治、そしてマン・レイなど、同時代の前衛芸術家たちの賛美を受ける「ミューズ」となりました。モデルであり、女優であり、踊り子であり、歌手でもある…。彼女の生き方は、まさに生を謳歌する熱気に溢れた1920年代のパリを象徴するもの。
愛の日々、尽きぬ夢、手にした成功、苦い失望…。さまざまな色彩でいろどられた自身の人生を、マドモワゼル・キキが語ります。
まずは Amélie Harrault 監督のインタヴュー、そして 『 モンパルナスのキキ 』 の予告トレーラーから、当時のパリの様子を覗ってみましょう…。