声を合わせる「コーラス」!フランスで驚くべきヒット作となった Christophe Barratier 監督作「Les Choristes (コーラス)」の海外での劇場公開がスタートします。
本作品はドイツとオーストリアで特に好成績を残した結果、9月の Unifrance チャートの第一位に輝きました。ドイツでは9月2日、Constantin Film により138コピーで公開が始まりました。公開後3週目にして映画館毎の平均動員数が最高に達し、その時点では140コピー、コピー毎の動員数約1380人を記録しています。10月始めの時点で、ドイツでは動員数43万人、総売上260万ユーロという成績を収めました。オーストリアでも Constantin Film による配給で、10月初旬に16コピー、総売上12万5千ユーロ、動員数1万9千人を記録しています。そしてスイスのドイツ語圏では、Vega film の配給により7月18日に9コピーで上映が開始され、9月末の時点で総売上38万ユーロ、観客数約4万3千人の記録となりました。これらドイツ語圏の国々のスコアを合計すると、観客数49万2千人、総売上310万ユーロになります。
9月の第二位にランクインした Jean-Jacques Annaud 作「Deux freres (トゥー・ブラザーズ)」もまたドイツでの成績が大きく貢献しています。9月16日、Tobis Film により351コピーで公開がスタートし、公開開始2週目の時点でオーストリア、ドイツを両国を合わせて総売上130万ユーロ、動員数25万7千人を記録しました。
9月にはアメリカで嬉しい驚きがありました。Patrice Leconte 監督作「Confidences trop intimes (仮題:親密すぎる打ち明け話)」。本作品は7月末の公開開始以降、大々的に展開されることになりました。配給元の Paramount Classics は50コピーを超える配給数を維持し、9月第一週には94コピーにまでその数を増やしました。10月初旬、本作品は総売上ほぼ2百万ドル、動員数33万人を記録しましたが、公開が継続中のため、さらなる記録が期待されます。同じアメリカでは、Cedric Kahn 監督の新作「Feux rouges (仮題:赤信号)」の興味深いスコアが注目されます。アメリカでは Wellspring により8月20日、コピー数1本で公開が始まりましたが、その後20コピーに拡大され、10月3日の時点では39万7千ドル、動員数約6万5800人を記録しました。
ズーム:
ウォービックリ!
3ヶ月で18万1千人を動員した「RRRrrrr !!! (仮題:ウオーッ!)」。ポーランドでは1995年1月1日以来公開されたフランス語映画トップ10の7位にランクしています。7月23日、SPI International Polska により56館で公開が開始され、1週目より一館毎の平均動員数1380人、という好記録を残しています。
日本上陸「トゥー・ブラザーズ」
Jean-Jacques Annaud 監督作「Deux freres」は9月18日に日本で公開が始まり、目下のところ好成績を挙げています。日本ヘラルド映画(Nippon Herald )が255コピーという大規模な劇場公開を展開させ、公開第一週より、本作品は3億2千万(約250万ユーロ)を超える売上、動員数約26万人を記録しています。一館毎の平均入場数は1020人で、快調なスタートを遂げました。その後は動員数140万人、総売上1300万ユーロを超えています。
Julien Gaulier
経済データ管理