リュック・ベッソン監督の最新作「LUCY / ルーシー」が、これまでの国外観客動員数の記録を塗り替えるという世界的大成功をおさめました。ちなみにこれまでの第一位は、同じく(!)ベッソン監督の「96 時間 / リベンジ」でした。
「LUCY / ルーシー」の国外観客動員数が5000万人に達し、フランス映画の海外セールス記録を塗りかえました。リュック・ベッソン監督は、2年前に「96時間 / リベンジ」によって立てられた自らの記録をさらに塗りかえるという快挙を成し遂げました。「96時間 / リベンジ」もまたベッソン設立の<ヨーロッパ・コープ>の製作によるもので、世界80カ国以上で約4780万人の観客を動員しました。
「LUCY / ルーシー」は、昨年2014年7月以来60以上の国と地域で配給され、うち10か国以上で観客動員数100万人を超える大成功を収めています。とくに<ユニバーサル・ピクチャーズ>が配給元となった北米・カナダ英語圏(1570万人)、メキシコ(350万人)、ロシア(340万人)、韓国(200万人)ではめざましい数字となっています。
主演にスカーレット・ヨハンソンを迎えたこの作品。中国からは、全国6000の劇場における10日間のチケット総販売数が600万に達したという最新情報も。これを合算すると、「LUCY / ルーシー」の世界総観客動員数は5200万人、興行収入は3億ユーロという驚くべき結果となります。
これは、Unifrance が行う国際的興行成績の調査においても、揺るぎない記録的数字です。また、「LUCY / ルーシー」はフランス国内でも520万人の観客を動員しており、これを合わせると、これまでフランス映画の興行成績記録となっていた「最強のふたり」をも上回ります。「最強のふたり」は、フランス国内約1950万人、国外合計3200万人、総観客動員数52000万人を記録し、フランス語による作品としては異例ともいえる一大ヒットとなりました。
<ヨーロッパ・コープ>およびリュック・ベッソン監督による、まさに快挙といえるこの結果。ベッソン監督は、「フィフス・エレメント」と合わせて、国外興行成績のトップ3(Unifrance 調べ)を独占することになります。