2016年2月11日から20日まで開催される第66回ベルリン国際映画祭。フランスとしては、主要製作作品3本(加えて製作参加作品3本)がコンペティション部門に、さらにコンペティション外にも2本出品されるという、素晴らしい内容となっています。
フランス映画またはフランス製作の映画作品としては、アンドレ・テシネ(2007年にも『Les Témoins (証人たち)』がベルリン国際映画祭出品)、ミア・ハンセン=ラヴ(初出品)、ダニス・タノヴィック(2013年に『An Episode in the Life of an Iron Picker (英題)』出品)の3人の監督作品が、コンペティション部門に出品されています。
コンペティション外では、ジェラール・ドパルデュー、ブノワ・ポールヴールド出演、ギュスタヴ・ケルヴェルン、ブノワ・デレピン監督による『Saint Amour (原題)』、そしてフランソワ・ダミアン主演、ドミニク・モル監督による『News from Planet Mars (英題)』という、注目の2作品のワールドプレミアが行われます。
「パノラマ部門」、「ジェネレーション部門」の公式セレクションは後日発表される予定。
ベルリン映画祭とは別の独自の運営で、革新的な作品プログラミングを行っている「フォーラム部門」では44作品がリストに名を連ねており、フランスが製作参加した作品も8本含まれています。中でも、ジェラール・ドパルデュー主演、ギヨーム・ニクルー監督の『The Wandering (英題)』、マチュー・アマルリック主演、ユジェーヌ・グリーン監督の『Le Fils de Joseph (ジョゼフの息子)』は、とくに注目の作品です。
公式コンペティション部門-長編 :
- Alone in Berlin de Vincent Perez (minoritaire)
- Things to Come de Mia Hansen-Love
- Death in Sarajevo de Danis Tanovic
- Being Seventeen de André Téchiné
- Soy nero de Rafi Pitts (minoritaire)
- Fire at Sea de Gianfranco Rosi (minoritaire)
コンペティション外-長編 :
フォーラム部門-長編 :
- The End de Guillaume Nicloux
- The Son of Joseph de Eugène Green
- Between Fences de Avi Mograbi
- Baden Baden de Rachel Lang (50% français)
- El Dorado XXI de Salomé Lamas (minoritaire)
- Ta'ang, un peuple en exil, entre Chine et Birmanie de Bing Wang (minoritaire)
- A Maid For Each de Maher Abi Samra (minoritaire)
- We Are Never Alone de Petr Vaclav (minoritaire)