イスラエル人映画監督、シュロミ・エルカベッツが、審査員として第7回「MyFFF」に参加しています!
ニューヨークに7年在住の後、祖国イスラエルに帰国。姉で女優のロニ・エルカベッツ(2016年4月、惜しまれながらも逝去)と共に、夫婦、家族をめぐる三部作を監督します。ロニ演じる女性、ヴィヴィアンを中心とした年代記からなる3作は、自身らの両親に着想を得たという強い思い入れのある作品で、いずれも観客だけでなく評論家からも大変高い評価を受けました。
2004年に制作された第1作目、『To Take a Wife (仏題:Prendre femme)』は、ヴェネツィア国際映画祭で観客賞およびISVEMA賞(デビュー作または2作目の作品に贈られる賞)を受賞したほか、ハンブルグ国際映画祭でも批評家賞を受賞しました。また、第2作目の『Seven days (仏題:Les Sept jours)』は、エルサレム国際映画祭で最優秀イスラエル映画作品に輝き、3部作の完結篇となる第3部『Gett, The Trial of Viviane Amsalem (仏題:Gett – Le procès de Viviane Amsalem)』は、ゴールデングローブ賞外国映画部門にノミネートされたほか、オフィール賞(イスラエルのアカデミー賞)の最優秀監督賞を受賞しました。
シュロミ・エルカベッツら映画監督による審査チーム(審査委員長にパブロ・トラペロ、他にレベッカ・ズロトヴスキ、ベルトラン・ボネロ、ファブリス・デュ・ヴェルツが参加)は、コンペ部門出品の長編作品の中から1作品を「映画監督審査員賞」に選出します。受賞作品の発表は、フェスティバル閉幕日の2月13日。どうぞお楽しみに!