ユニフランス主催による、世界でいちばんカジュアルな映画祭が、今年もまた1月19日(金)から2月19日(月)までの1ヵ月間にわたり開催されます!昨年2017年には延べ700万回というこれまで最高の視聴回数を記録したこのフェスティバル。今年は短編・長編合わせて30作品が世界各地で配信されます。さっそく出品作品のラインナップと予告編、審査員のメンバーをチェックしましょう!
第8回「マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)」の審査員代表を務めるのは、パオロ・ソレンティーノ。2014年アカデミー賞外国語映画賞を受賞した『グレート・ビューティー / 追憶のローマ』をはじめ、『グランドフィナーレ』、『イル・ディーヴォ 魔王と呼ばれた男』、HBOのテレビドラマシリーズ『ピウス13世 美しき異端児』など、数々の作品で知られるイタリア人映画監督、パオロ・ソレンティーノと共に、今回も世界に名だたる映画監督たちが、フランス国内外から審査員としてフェスティバルに参加します。
- モロッコ系フランス人映画監督、ナビル・アユチ(『Horses of God / Les Chevaux de Dieu』、『Much Loved』、新作『Razzia』が2018年春に公開予定)、
- フランス人映画監督・ビデオ作家、キム・シャピロン(『Sheitan / 変人村』、『ドッグ・パウンド』、『スマート・アス』)、
- フランス人映画監督、ジュリア・デュクルノー(長編初監督作品『RAW 少女のめざめ』が世界中の映画祭に出品され注目を集めた)、
- 数々の受賞歴を誇るフィリピン人映画監督、ブリランテ・メンドーサ(『マニラ・デイドリーム』で2005年ロカルノ国際映画祭ビデオ部門金豹賞を受賞、『キナタイ ―マニラ・アンダーグラウンド―』で2009年カンヌ国際映画祭監督賞を受賞、『ローサは密告された』主演のジャクリン・ホセが2016年カンヌ国際映画祭で主演女優賞を受賞)。
そして、2018年の出品作品ラインナップはこちらです!フランス映画の多様性を象徴するいくつかのテーマ別に、長編も短編も一緒に紹介していきます。
「WTF…RENCH!?」セレクション作品
彼らが探し求めているのは、愛、誰かに認められること、自由、そして熱帯の森の中のスキー場(?)…。フランス映画の主人公たちは、時になんとも馬鹿げているとしか言いようのない不条理の中へと、跳び込んでゆきます…。
- 『ジャングルの掟』(監督:アントナン・ペレジャトコ)
- 『ロックンロール』 (監督:ギヨーム・カネ)
- 『ウィリー ナンバー1』 (監督:ルドヴィック・ブケルマ、ゾラン・ブケルマ、マリエル・ゴティエ、ユーゴ・P・トマ)
- 『美味しい美女』(監督:アクセル・クルティエール)
- 『ラザール』(監督:トリスタン・ロム)
- 『脚本家』(監督:フランソワ・パケイ)
※コンペティション部門出品作、ベルギー招待作品(協力: Wallonie-Bruxelles Images (WBI))
「HIT THE ROAD!」セレクション作品
高速道路、サービスエリア、ヴァカンスのツアー旅行、海辺のアイスクリーム屋さん、カラオケ大会…。仕事の為であれ、夏の休暇であれ、「旅」というものはいつでも自分の内面と向き合う時間であり、自分探しの冒険でもあるのです。
- 『アヴァ』(監督:レア・ミシウス)
- 『クラッシュ・テスト』 (監督:エリック・グラヴェル)
- 『夏が終わる前に』 (監督:マリャム・グールマーティー)
※コンペティション外、スイス招待作品(協力: SWISS FILMS) - 『サマーフィルム』(監督:エマニュエル・マレ)
「TEEN STORIES」セレクション作品
フランソワ・トリュフォーは言いました。「思春期を良き時代として思い出すのは、苦い記憶を持つ大人たちだけ」。それは、自己実現の時であり、大きな可能性の時でもあります。何だってできる!たとえ家族や友人の反対にあっても。君たちは何にでもなれるし、どこへでも行ける。すべてはまだこれから…。
- 『婚礼』 (監督:ステファン・ストレケール)
- 『スワッガー』(監督:オリヴィエ・バビネ)
- 『1:54』(監督:ヤン・イングランド)
※コンペティション外、カナダ・ケベック招待作品(協力: Telefilm Canada) - 『シャス・ロワイヤル』(監督:ロマーヌ・ゲレ、リーズ・アコカ)
- 『君主の誕生(君主の誕生)』(監督:アントワーヌ・ド・バリー)
※この作品のMyFFFでの日本国内配信はありません。
「FRENCH AND FURIOUS」セレクション作品
ベルギーの連続殺人鬼、危険なサイコパスのようなお父さん、夜のピガール通りをうろつく刑務所上がりの男…。何かに抗い、苦しみに引き裂かれる人物たち。彼らが追い求めているのは、周囲からの注目であり、償いでもあるのです。
- 『森の奥深くで』(監督:ジル・マルシャン)
- 『パリ・ピガール広場』(監督:アメ&エクエ)
- 『ありふれた事件』(監督:アンドレ・ボンゼル、レミー・ベルヴォー、ブノワ・ポールヴールド)
※コンペティション外、クラシック作品、ベルギー招待作品(協力: Wallonie-Bruxelles Images (WBI)) ※この作品のMyFFFでの日本国内配信はありません。 - 『永遠に愛して』(監督:ホリー・ファトゥマ)
- 『死と父と息子』(監督:ドゥニ・ヴァルゲンヴィッツ、ヴィンシュルス)
- 『ストローク』(監督:モルガン・ポランスキ)
※コンペティション外、オープニング特別作品
「LOVE “À LA FRANÇAISE”」セレクション作品
フランス映画といえば…、やはり恋愛! 古い恋のおはなし、現代のラブストーリー、これからの恋愛のスタイルも、どれもそれぞれに魅力的で…so French ! フランス的なのです。
- 『ヴィクトリア』(監督:ジュスティーヌ・トリエ)
- 『終電車』(監督:フランソワ・トリュフォー)
※コンペティション外、クラシック作品
※この作品のMyFFFでの日本国内配信はありません。 - 『ノー・ドロウニング』(監督:メラニー・ラルー)
- 『皇帝よ、永遠なれ』(監督:レア・ラパン)
- 『 ベトナムの味(ベトナムの味)』(監督:ピエール=リュック・ラチューリップ)
※コンペティション外、カナダ・ケベック招待作品(協力: Telefilm Canada) ※この作品のMyFFFでの日本国内配信はありません。 - 『サマードレス』(監督:フランソワ・オゾン)
※コンペティション外、クラシック作品
「NEW HORIZONS」セレクション作品
この新たなテーマのもと「MyFFF」がみなさまに紹介したいのは、フランス発の若きクリエーターたちが創り出す革新的な作品。驚きと感動を生み出す力を持った、これまでにない新しいイメージと創作のかたちです。
1月19日(金)より、すべての作品の配信がスタート!「マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)」公式サイトのほか、世界各地合わせて50のパートナーによる映画配信サービスでご覧いただけます。
第8回「MyFFF」開始までいよいよあと10日。まずは予告編をお楽しみください!フェスティバルのプログラムもダウンロードいただけます。最新ニュースのチェックをお忘れなく!