カンヌ国際映画祭と並行して行われる第44回国際批評家週間の選出作品が発表されました。
新しい才能を発掘するために、初監督、または第二作目作品の中からのみ選出されるというこの部門に、長編・短編それぞれ7作品が選ばれました。
その中で、 Karin Albou 監督作品 La Petite Jerusalem(「リトル・エルサレム」)が批評家週間グランプリ、並びにカメラドール賞を目指します。短編部門ではCedric Babouche監督のImagoノ(仮題:「イマーゴ」)がフランスを代表して発表されます。
批評家週間では特別上映も行われ、コンペティション外作品としてThierry Jousse監督のLes Invisibles(仮題:「透明人間」/オープニング上映)、Patrick Bouchitey 監督のImposture(仮題:「ペテン」/ミッドナイト上映)といった長編フランス映画、中編作品ではMathieu Vadepied監督のMille soleils(「たくさんの太陽」)が上映されます。
常に新しい才能を発掘してきたこの部門に貢献してきたJacques Rozier、Martin Karmitz、Barbet Schoeder、Ken Loachといったメンバーに続いて、映画監督 Otar Iosselianiが今回は審査委員長を務めます。
一方で批評家週間は、『イメージと音楽の交差点』と銘打ちビデオ作家を迎えてアフリカ映画の50周年を共に祝います。批評家週間はまさしく才能発掘の場なのです。