第二四半期、フランス映画はアメリカで素晴らしい成功を収めました。
4月中旬、5月中旬と1カ月違いで劇場公開された"Le Peuple migrateur(WATARIDORI)"、"L' Homme du train(列車の男)"、"L' Auberge espagnole(スペインの宿)" は、計700万ドルの興行収入を記録しています。
4月18日にSony Classicsが "Winged Migration" のタイトルの元、単館上映を開始した「WATARIDORI」が一連の成功物語の始まりです。公開後一週目にして5万3千ドルの成績を上げた「WATARIDORI」は、公開規模を少しずつ広げて行き、ついには6月19日の時点で69館、計310万ドルの収益を上げました。
もう一作、海を渡ったPatrice Leconte 作 "L' Homme du train(列車の男)" は5月9日にParamount Classicsの配給により、"The Man On the Train"のタイトルで5館上映からスタートしましたが、たちまち83館に拡大され、6月19日の時点で興行収入130万ドルと好調です。
最後に、こちらも旅をテーマとするCedric Klapisch 作 "L' Auberge espagnole(スペインの宿)"。Fox Searchlightの配給の元、アメリカでも同タイトルで公開されている本作品は、現時点で92館、興行収入240万ドルを記録しています。ちなみに5月16日からスタートしたので、5週間でこの記録を達成したことになります。
この3作は当然ながら、2003年のアメリカにおけるフランス映画チャートの上位にランクしています。
Patrick Lamassoure