今年で12回目を迎え、フランス映画、フランス共同制作映画を対象に外国人記者が選出するリュミエール賞受賞式が、2月5日、エスパス・カルダンにてイザベル・メルゴーによって取り仕切られました。
1995年にダニエル・トスカン・プランティエ(前ユニフランス会長)、エドワード・ベール(アメリカ人記者)の提案で始動したリュミエール・アカデミーは、パリに拠点を置くおよそ50カ国、約200人あまりの外国人記者で構成されています。リュミエール・アカデミーの使命はフランス映画、並びにフランス語圏映画を海外にプロモーション、情報を配信するという意味で、ユニフランスの活動目的と意を共にする所があります。
今年、記者達はリュミエール最優秀作品賞(パンター賞)にギョーム・カネ監督のNe le dis à personne(仮題:唇を閉ざせ)を選びました。ちなみにこの作品はTV5MONDEが同テレビ局のインターネットで行った観客投票による賞も受賞しました。
パスカル・フェランはLady Chatterley(仮題:チャタレイ夫人)でリュミエール最優秀監督賞を受賞し、この作品に主演したマリナ・ハンズは最優秀女優賞を受賞しました。
フィリップ・リオレ監督のJe vais bien ne t'en fais pas(邦題:心配しないで)では、メラニー・ローランがリュミエール最優秀新人女優賞、ジュリアン・ボワスリエがリュミエール最優秀新人男優賞をそれぞれ獲得しました。
ジェラール・ドパルデューは、主演したグザビエ・ジャノリ監督のQuand j'étais chanteur(仮題:僕が歌手だった頃)でリュミエール最優秀男優賞を受賞しました。
最優秀脚本賞にはラシド・ブシャレブと共に脚本を手がけたオリビエ・ロレルがIndigènes(仮題:土着民)で賞を、またアブデラマン・シサコ監督のBamako(仮題:バマコ)は最優秀フランス語圏(フランス以外)映画賞に輝いています。
その他にはユニフランスが推薦した短編4作品がセレモニーで上映されました:ギョーム・マルチネス監督のGratte-papier(仮題:三文文士)、ナディーヌ・ビュス監督のA l'époque...(仮題:あの時代・・)、ジョスリン・キブラン監督のActeur(仮題:役者)、そしてヌガール・ジャバディ監督のJeanne, a petits pas...(仮題:ジャンヌ、よちよち歩き)
リュミエール賞連絡先:グラジナ・アラタ(リュミエール・アカデミー事務局長)
Grazyarata@aol.com