『モン・アンジュ』でヴァネッサ・パラディと共演したヴァンサン・ロティエ君は2度目の横浜!:インタビュー。
2002年の“フランス映画祭 横浜”で映画デビュー作『Diables (Les) / クロエの棲む夢』が上映されたヴァンサン・ロティエ( Vincent Rottiers )君。2度目の来日を果たした彼はすっかり大人びていて、ますます将来が楽しみ!
Q=『 Mon Ange / モン・アンジュ 』の出演はどのようにして決まったの?
A=キャスティングディレクターが連絡してきたので面接し、自分の生い立ちだとか、今の僕の生活について話したんだ。その後にカメラテストをして、監督のセルジュ・フリードマン( Serge Frydman )にも会った。それから1ヶ月ほどしてからヴァネッサ・パラディ( Vanessa Paradis )とのカメラテストに臨んだんだけど、ヴァネッサが監督に僕を推してくれてね、出演することが決まったんだよ。映画のストーリーも好きだし、僕が演じたビリーも良い役なので嬉しかったな。
Q=ビリーの行動には共感できた?
A=うん、いろんな面でね。あっ、だけど僕だったら大金の入った箱を靴とは交換しないな(笑)。それと理解はできるけど、ビリーはものごとを怖がりすぎている気がするな。
Q=ヴァネッサとの共演は、どうだった?
A=初めて会った時は、なんか恥ずかしかったけど、すごくイイ人だった。でも彼女と共演している間はず~っと緊張しっぱなしだったな(笑)。
Q=演じるのが難しかったシーンは?
A=モーテルでヴァネッサ・パラディに、探し求めている相手がもし僕だったらって切々と訴えるシーンは、最初から最後まで本当にきつかった。それと、やっと会えると思った母親が死んでいた病院のシーンもね。
Q=ビリーが涙を流すのをアップで捉えた、あの病院のシーンの演技はすごく良かったですよ。
A=ほんとに? 嬉しいな~。あのシーンはワンテイクで撮ったんだよ。
Q=セルジュ・フリードマン監督は、とても気さくで面白い人ね。仕事中もあんな感じ?
A=うん、しょっちゅう笑わせてくれる人なんだ。見かけは恐い顔をしてるけど(笑)。優しいし、すごく親しみやすい人でしょ。もちろん仕事中は真面目なんだけど、すごく面白いんだ。
Q=私生活では映画はよく観るの?
A=映画館に足を運ぶのは少ないけど、DVDでは沢山観てるよ。俳優で好きなのはロバート・デ・ニーロにクリント・イーストウッド。北野武も。彼の『BROTHER』が大好きなんだ。ジョン・ウー監督もイイよね。
(KIKKA)