European Film Awards (EFA) 2007が開催され、仏共同制作作品が多く表彰された。
*『 The Queen / クイーン 』(英国との共同制作) Helen MIRREN(最優秀女優賞) 並びに Alexandre Desplat (最優秀音楽賞)
*『 Visite de la fanfare (La)/迷子の警察音楽隊 』(イスラエルとの共同制作) Sasson GABAI(最優秀男優賞) 並びに 監督である Eran Kolirin に今年の“発掘”映画に贈られるDiscovery of the yearが授与された。
*『 Parfum (le) : Histoire d'un meurtrier / パフューム ある人殺しの物語 』(ドイツとの共同制作) 最優秀イメージ賞と最優秀芸術賞を受賞。
国際批評家連盟はアラン•レネの『 Coeurs / 仮題:ハート 』に批評家賞(jury Fipresci)を、また今までの功績を讃えて Jean-Luc Godard と Manoel de Oliveira が表彰された。
またユニフランスの代表である Margaret Menegoz は、Films du Losangeプロダクションのプロデューサーでもあり、Prix Eurimages賞を受賞した。この賞は今年から設けられたもので、ヨーロッパ映画界において共同制作だけに留まらず、映画の振興に広く携わる者に贈られる。
今年の授賞式では上記の3作品の受賞や、このような新しい賞の設置などによって、多かれ少なかれフランスの共同制作に関してのあり方、また資金の運用方法などが間接的ではあるものの認められてきた証となった。