東ヨーロッパで最大のシネマイベント、第38回カルロヴィ・ヴァリ(チェコ)国際映画祭が7月12日(土)に終了し、フランスは3年連続で賞を獲得しました。
Alain Corneau作 「Stupeur et tremblements(畏れ慄いて)」で主役を演じたSylvie Testud は、最優秀女優賞を受賞しました。この作品はまた、審査員特別賞も受賞しています。授賞式の晩、Alain Corneau監督の傍らに立ったフランス人女優のSylvie Testud は、グランプリと最優秀監督賞も獲得した、本映画祭のチャンピオンとも言うべきFerzan Ozpetek作「La Finestra di Fronte」のイタリア人主演女優 Giovanna Mezzogiornoと賞を分かち合いました。
<学生部門>ではFEMIS(パリ・国立映画学校)の学生Kamen Kalu作「Orphee」が特別賞を受賞しています。 そしてChristophe Loizillon作「Ma camera et moi 」、Jacob Berger(スイス代表)作「Aime ton pere」のニ作品はEuropean Film Promotionの後援による<バラエティ、批評家のチョイス>部門で参加しました。
このカルロヴィ・ヴァリ映画祭にはまた、深夜満員の会場で「Choses secretes(秘め事)」を紹介したJean-Claude Brisseau、Sabrina Seyvecouら、そして「Enquete sur un monde invisible」を<長編ドキュメンタリー部門>に出品したJean-Michel Rouxも参加しています。1万500名の公式参加者(内7000名は学生)、そして12万2500名の観客を集め、476回の上映が行われた本映画祭は、毎年確実に、東ヨーロッパの映画ファンの欠かせない主要イベントとしての地位を固めています。
39回目となる次回映画祭は、2004年7月2日から10日を予定しています。
Joel Chapron
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