「Aram」、「La Petite Prairie aux bouleaux」、「Fureur(激情)」の三作品が、ドイツで開催された映画祭にて賞を獲得しました。
Robert Kechichian、Marceline Loridan-Ivens 監督らによる2作品はミュンヘン映画祭でそれぞれ賞を獲得、またKarim Dridi 監督作品はシュトゥットガルト・ルートヴィヒスブルク映画祭にて配給賞を受賞しています。
第21回ミュンヘン国際映画祭では、最優秀の初監督作品に対するハイ・ホープ賞が、Robert Kechichian 監督作「Aram」に授けられました。監督並びに主演のSimon Abkarianが出席する中で紹介された本作品は観客達にとても暖かく迎えられ、受賞および二万五千ユーロの賞金獲得へと至りました。同額の賞金が与えられる本映画祭のもう一つの賞、ベルンハルト・ヴィッキの「橋」賞を獲得したのは、今年のベルリン映画祭にも出品されたMarceline Loridan-Ivens 監督作「La Petite Prairie aux bouleaux」です。主演女優Anouk Aimee(アヌーク・エーメ)はベルンハルト・ヴィッキ財団より名誉賞を受賞しました。
一方、第三回シュトゥットガルト・ルートヴィヒスブルク映画祭では、Karim Dridi監督作「Fureur(激情)」が配給賞と共にバーデン・ヴュルテンブルク州 (MFG:バーデン=ヴュルテンベルク・メディア映画協会) の支援金による二万五千ユーロの賞金を獲得しました。昨年度はAbdel Kechiche 作 (Kool Filmverleih)「La Faute a Voltaire」が受賞したこの賞は、ヨーロッパ映画のドイツでの配給をサポートする目的で授けられています。
Elizabeth Conter
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