10月頭、アジアにおける2つの大きな映画祭マーケットで、フランス映画も広く紹介されている。
第13回 BIFF が10/2〜10まで開催され、20以上ものフランス制作会社が参加している。” Entre les murs / パリ20区、僕たちのクラス ”,” Frontier of dawn ”,” Française ”,” God's Offices ”そして” JCVD/その男ヴァン・ダム ”などの話題作が目白押しだ。また映画祭に足を運んだアーティストには Arnaud Desplechin (”Un conte de noel”), Claire Denis (”35 Rhums”), Philippe Grand'Henry (”Un Lac”), Abbas Fahdel (”L’aube du monde”), Jean-Stéphane Sauvaire (”Johnny Mad Dog”)などの顔ぶれ。同時開催の釜山映画祭は、アジアの中で最も重要とされており、アジア・フィルム・マーケットの設置は今年で3回目となる。フランスの海外セールスも10社を越え、それぞれがスタンドを設けている。また、ユニフランスでもアジアの配給会社との交流のためにEuropean Film Promotionと同じ場所にスタンドを設置している。
もう1つ重要な催しものとして、シンガポールで10/3〜12まで、第24回フランス映画祭が開催されている。 Alain Resnais の特集が組まれたほか、Claire Simon監督” Ça brule / 仮題:恋いこがれる ”,Pierre Jolivet監督の” 仮題:多分愛してる ”,Christophe Honoré監督” Love Songs ”、Laurent Achard監督” Le Dernier des fous ”,Serge Bozon監督” La France ”,Dany Boon監督・主演” Welcome to the Land of Ch'tis ”など多数上映される。また、フランス映画の振興を目的として俳優である Philippe Duquesne が現地にむかった。
アジアで活気を見せる中、パリでは合同記者週間を10/12〜17まで設け、香港のCable TV,Hong Kong Economic Times,Milkの3社を招いた他、台湾のThe China Times,CTITV,United Daily News,World Screen Magazine,Look magazine,Sina.com,中国のCCTV6、Kan Diayingも同じく招待している。近々公開される20以上のフランス映画作品と、それらに携わったアーティストとの交流などを目的としている。
アジア圏ではPierre Morelの” Taken/96時間 ”、そしてJulian Schnabelの” 潜水服は蝶の夢を見る ”が最近では大変素晴らしい成績を残した。