第12回フランス映画祭横浜が閉幕してから数週間もたたないうちに、フランス映画はまたしても日本で話題の的となっています。今回はイザベル・アジャーニの来日フィーバー。
女優の Isabelle Adjani は日本の観客に Benoit Jacquot 監督、ザナドゥ 配給の Adolphe (イザベル・アジャーニの惑い)、そしてJean-Paul Rappeneau 監督、ヨーロッパ・コープジャパン配給の Bon voyage の2作品を紹介するため来日しました。
“永遠の美”の象徴、芸術的完璧さを具現するフランス製の真のアイドル、と称されるイザベル・アジャーニは皇后様の歓待を受けました。記者会見(意図的に100名あまりのジャーナリストに制限)、写真撮影、テレビ番組出演、グラビア撮影、大手日刊紙の表紙撮影、とタイトなスケジュールをこなしています。
プロモーション効果の程は劇場でたちまち現われました。「イザベル・アジャーニの惑い」を7月3日から公開している東京で最も美しいアート系映画館の一つ、シネスイッチ銀座では、記者会見の翌日に観客数が実に約20%も増大しました。一方Bon Voyage は11月に公開が予定されています。
しかし、イザベル・アジャーニの日本での快進撃はこれからです。Xanadeux はアジャーニ出演作を大規模に購入する方針を打ち立てました。実際、ザナドゥではSubway と L'Histoire d'Adele H (アデルの恋の物語)の2作品の再リリースを準備しています。
イザベル・アジャーニのスケジュールは今後数ヶ月間いっぱいです。8月はモントリオールの映画祭、9月はLaurent Tuel 、 Bernie Bonvoisin の作品の準備、そして2004年から2005年にかけて5作品以上の撮影が待っているのです。
Mario Goncallves Ferreira