あらすじ
フィリップは中年の画家。妻アニーとの間に、小さな息子と娘がいる。しかし、夫婦仲は冷めきり、彼は夜の街で娼婦をあさる無為な日々を送っていた。ある日、フィリップは街角で若い娘、ジュスティーヌと出会い、愛するようになる。フィリップとジュスティーヌは一緒に暮らし始めるが、彼女も、深い孤独と絶望を抱えていた……。(シネフィル・イマジカより)
クレジット
監督 (1)
俳優 (19)
映画製作・配給会社 (4)
- 製作代表 : Gemini Films
- 共同製作 : Why Not Productions
- Film exports/foreign sales : Gemini Films
- フランス国内配給 : Rezo Films
クレジットタイトル詳細 (11)
- 製作代表 : Paulo Branco
- Screenwriters : Philippe Garrel, Marc Cholodenko, Noémie Ivovsky
- Directors of Photography : Raoul Coutard, Jacques Loiseleux
- 作曲家 : Barney Wilen
- Assistant director : Marilyne Canto
- Editors : Sophie Coussein, Yann Dedet, Nathalie Hubert
- Sound recordists : Jean-Pierre Ruh, Georges Prat
- 共同製作 : Pascal Caucheteux
- 製作部長 : Sylvain Monod
- 報道担当(映画) : Agnès Chabot
- サウンド・ミキサー : Paul Bertault
技術面詳細
- タイプ : 長編映画
- ジャンル : フィクション
- 言語 : フランス語
- その他の国の共同制作者 : フランス (100.0%)
- Original French-language productions : 不明
- 製作国 : 100%フランス (フランス)
- 製作年 : 1995
- フランス公開 : 27/03/1996
- 上映時間 : 1 時間 27 分
- 経過状況 : 公開済み
- ニュメロ·デ Visa : 87.775
- ビザ発行日 : 14/02/1996
- CNC助成 : はい
- 生産のフォーマット : 35ミリ
- カラータイプ : カラー
- 画面セット : 1.66
興行収入・公開作品
ニュース&アワード
映画祭でのセレクション (1)
About
「恋人たちの失われた革命」が現在(2007/1/13)公開中の、フィリップ・ガレル監督の作品。主人公のフィリップは、愛する子供たちのために働くの が生きがい、というような男。自分では理想的な父親であり夫だと思っていたのに、ある日、妻が浮気していることを知ります。妻は、若い恋人と一緒にいるこ とを望み、フィリップは家族と別れることを余儀なくされてしまうのです。
無為な日々を送っていたフィリップは、ある日、ジュスティーヌという若い女性と出会い、つきあうようになります。フィリップはジュスティーヌのことを愛し ているけれど、同時に子供たちのことが常に気にかかり、妻から「今すぐ来て」と言われれば、あわてて家に戻ったりもする。そんなフィリップの態度に、ジュ スティーヌは不満を募らせ、嫉妬し、より完璧な愛情を求めようとします。フィリップは、若い恋人、子供たち、元妻との間で、ふらふらと彷徨い続けます。
フィリップが追いつめられていくにつれて、映画は、フィリップの内面へどんどん入りこんでいって、かつて思わぬ形で失ってしまった恋人のこと、子供の頃に 離婚した両親のこと……、フィリップ自身の心のルーツが解きほぐされていきます。現在と過去が、フィリップの語りと、うなされる夢を通して、行ったり来た りします。
静的で、心の内側にぴったりと寄り添ってくるような映画。私自身は、フィリップ・ガレル監督の作品とは波長が合うみたいです。この映画を通して、自分自身の心も見つめ直す、そんな体験をしました。
Source : french.rose.ne.jp