あらすじ
クリスマス・イヴを明日に控えた十二月二十三日の巴里。人々はお祭り準備に忙しいが、高級ホテル“パリ・パラス・ホテル"の美容室で働くマニキュア 娘フランソワーズ(フランソワーズ・アルヌール)にとって、豪華なクリスマスなど全くの夢だった。その日、閉店も近い夕方七時頃、四一二号室から呼出しが かかる。尻ごみする新入り娘に代りフランソワーズが行ってみると、部屋の主はアンリ・ドロルメル(シャルル・ボワイエ)というスマートな中老紳士。チュー リッヒに旅行する夫人マドレーヌ(ティルダ・タマール)の服の選択に大わらわである。仕事を終えての帰途、フランソワーズは折からの雨に、ハンサムな青年 (ロベルト・リッソ)の高級車で送って貰うが、彼がジェラール・ブリュニョンという名で、電気冷蔵庫の製造会社を経営していると聞くや、先刻のドロルメル 氏の娘になりすまし、パリ・パラス・ホテルに滞在中と話してしまう。この青年に心惹かれたものの、自分のついた嘘を思うと佗しくならざるを得ない。ところ がブリュニョン青年の正体は、車をとりにやらされたガレージの機械工。本性を偽ってしまったものの、何とかして今一度あの金持娘に会いたいと想いをめぐら す。一方、神経痛を装い、口うるさい妻を一人で発たせたドロルメル氏は大元気。かねて夢みた通り、一人でパリのクリスマスを楽しもうとフランソワーズをイ ヴの晩餐に招く。昨夜のナイトに心を惹かれながらも、あてのない彼女は申し出を承諾。ジェラールはやっと彼女と電話で話すことに成功。結局、ドロルメル氏 の娘になりすましたフランソワーズが四一二号室にジェラールを招き三人で食事することになる。その夜発つというブリュニョン氏に車をとりあげられたジェ ラールは、同僚から工面した金で若き富豪よろしく四一二号室にのりこむ。食事の前に街へ踊りに出ることになり、ジェラールはホテル前に停っていたブリュ ニョン氏の車で二人を夜の街へ御案内。喧騒に渦巻くナイトクラブでドロルメル氏をマイたフランソワーズとジェラールは、乗った人を素晴しい晩餐に招待する という行先不明のバス“びっくり号"に乗りこむ。ドロルメル氏はうさ晴らしに、バルバラという女を誘って車を走らせるが、高級車窃盗現行犯として逮捕され 留置場入り。雪の山道でバスは立往生し、最後まで残った若い二人が案内されたのは見知らぬ大邸宅での豪華な晩餐。一方...
クレジット
監督 (1)
俳優 (51)
映画製作・配給会社 (4)
クレジットタイトル詳細 (14)
- Screenwriters : Charles Spaak, Henri Verneuil
- せりふ作者 : Charles Spaak
- フォトディレクター : Philippe Agostini
- 作曲家 : Paul Durand
- Editor : Louisette Hautecoeur
- 録音技師 : Jacques Lebreton
- Costume designers : Christian Dior, Tanine Autré
- 海外プロデューサー : Angelo Rizzoli
- プロデューサー : Michel Safra
- Sound assistants : Fernand Janisse, Charles Akerman
- 製作部長 : Henri Baum
- Assistant editor : Denise Natot
- 装飾 : Jean D'Eaubonne
- ナレーター : Claude Dauphin
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技術面詳細
- タイプ : 長編映画
- ジャンル : フィクション
- サブジャンル : コメディー
- 言語 : フランス語
- 出身 : フランス, イタリア
- Original French-language productions : 不明