あらすじ
映画は前作品「オルフェ」の一場面に始まる。オルフェが生と死の世界をたびたび往復するのだ。「オルフェ」が終るとタイトル、そして詩人コクトーがルイ十 五世時代の詩人の姿で現れる。彼は現代の化学教授の生涯に時をさだめず出入する。そして老教授のピストルで射殺された詩人は現代に生きることになる。現代 詩人の姿となった詩人は、半獣人のあとをつけてジプシーの一団にまぎれ込み詩人セジェストの写真を手に入れた。彼がそれを引き裂いて海に投げると、セジェ スト(エドゥアール・デルミ)が海からとび上がり彼の目の前に現れ詩人の案内役になる。セジェストはコクトーにハイビスカスの花をあたえてあなたは生物蘇 生学の大家だと言う。やがて詩人は死の女王(マリア・カザレス)と運転手ウルトビーズ(フランソワ・ペリエ)の前にひき出され、女王と詩人の間に映画論、 詩論がかわされる。更にコクトーは、セジェストに案内され印象派の絵からぬけ出した貴婦人の邸に案内される。この婦人は探偵小説を読みながら、その解決が 七十年後でなければ出版されないことを嘆く。次に詩人はヨットで海に出た。そこでトリスタンをさがす「悲恋」のイゾルデに出逢う。やがて上陸したのは彼の 少年時代の町である。幼ない頃のコクトーが知らん顔で通りすぎる。荒れ果てた石切場、ジャズや恋人達を通りすごすと子供達がやって来て詩人に署名をせがん だ。その署名を化物みたいな偶像の口に投げ込むと、巨像がベロベロと小説や詩をはき出した。ここでセジェストは、七十年も生きているのにまだ知りたいのか と詩人に言い残して消え去った。一人になった詩人は巨大なアーケードを入って行く。ここは女神ミネルバの広間だ。この芸術の女神に彼は手にしたハイビスカ スの花を捧げたが、女神は気に入らず手にする槍で詩人の胸をつきさした。半獣人に死体が運ばれた後には赤い血が残りハイビスカスの花が咲いた。これを闘牛 場の見物席のようなところからみつめるピカソ夫妻、ルチア・ボゼーなどの人々。墓石の上に寝かされた詩人の眼はかっと見開き、口からは煙がたちのぼる。詩 人はゆっくり立ちあがり野原に出た。詩人のかたわらをアンチゴーヌとエディプが通り過ぎる。詩人はふり向きもせず歩き続ける。そこへ爆音も高く警察のオー トバイがやって来た。死の女王の警官ではなく単なる白バイだった。ここでセジェストが姿を現し、地球はあなたの世界じゃないと詩人を誘って岩の中に姿を消 した。詩人が消えた道では、現代の若者達の自動車が猛スピードで往来するのだった。
Source : movie.goo.ne.jp
クレジット
監督 (1)
俳優 (26)
映画製作・配給会社 (3)
- 製作代表 : Les Éditions Cinégraphiques, Cinédis
- Film exports/foreign sales : Tamasa Distribution
- French distributors : Cinédis, Connaissance du Cinéma
クレジットタイトル詳細 (17)
- シナリオライター : Jean Cocteau
- せりふ作者 : Jean Cocteau
- フォトディレクター : Roland Pontoizeau
- 作曲家 : Georges Auric, Martial Solal
- Assistant directors : Francis Caillaud, Jean-Pierre Bastid, Claude Pinoteau
- Editor : Marie-Josèphe Yoyotte
- Sound recordists : Pierre Bertrand, René Sarazin
- Costume designer : Janine Janet
- プロデューサー : Jean Thuillier
- アソシエートプロデューサー : Yul Brynner
- 撮影技師 : Henri Raichi
- 製作部長 : Michel Mombailly
- Assistant editor : Raymonde Guyot
- 製作アシスタント : François Truffaut
- スクリプト : Lucile Costa
- 装飾 : Pierre Guffroy
- スチールマン : Léo Mirkine
この映画を見る
Watch オルフェの遺言 私に何故と問い給うな in VOD
Platforms | Model | Price | Quality |
---|
Sorry, your search returned no results.
Platforms | Model | Price | Quality |
---|
Sorry, your search returned no results.
Platforms | Model | Price | Quality |
---|
Sorry, your search returned no results.
Platforms | Model | Price | Quality |
---|
Sorry, your search returned no results.
技術面詳細
- タイプ : 長編映画
- ジャンル : フィクション
- サブジャンル : 怪奇, 文学作品翻案
- テーマ : 死, 詩
- 言語 : フランス語
- その他の国の共同制作者 : フランス (100.0%)
- Original French-language productions : はい
- 製作国 : 100%フランス (フランス)
- 製作年 : 1960
- フランス公開 : 18/02/1960
- 上映時間 : 1 時間 17 分
- 経過状況 : 公開済み
- ニュメロ·デ Visa : 22579
- ビザ発行日 : 15/02/1960
- CNC助成 : はい
- 生産のフォーマット : 35ミリ
- カラータイプ : 白黒
- 画面セット : 1.37
- Audio format : モノラル
興行収入・公開作品
ニュース&アワード
映画祭でのセレクション (1)
About
Testament of Orpheus (French: Le testament d'Orphée) is a 1960 film directed by and starring Jean Cocteau. It is considered the final part of the Orphic Trilogy, following 詩人の血 (1930) and オルフェ (1950).
It also includes cameo appearances by Pablo Picasso and Yul Brynner. The film is in black-and-white, with just a few seconds of color film spliced in.
Source : Wikipedia