あらすじ
「彼は島で生れ、生涯、島を征服せんと夢み、島に流され、そして、心ならずも島で死んだ」とタレイラン(サッシャ・ギトリー)はブーリエンヌを前に してナポレオンの私生活を語った。ナポレオン・ボナパルト(若者の時代=ダニエル・ジェラン、壮年時代=レイモン・ペルグラン)は一七六九年八月十五日に コルシカ島のアジャシオに生れた。革命党員になってから大尉に昇進、王宮を襲撃した。その後彼はコルシカに帰り、ルイ十六世の処刑を知ったが、さして驚か なかった。だがツーロン港が英軍に占領されて、兄ジョゼフに呼ばれた時は、愴惶としてフランスに渡り、革命委員会から、ツーロン港の英軍を駆逐する指揮者 に任ぜられ、英軍を駆逐する。彼は旅団長に任じられ、間もなく兄ジョゼフはマルセイユ近郊の一婦人と結婚、ナポレオンはその妹娘と恋に落ちた。それがかの 運命の女性デジレ(ダニー・ロバン)だった。パリでは執政政府の首脳バラス(ピエール・ブラッスール)にナポレオンは招かれ、その席上でジョゼフィヌ(ミ シェル・モルガン)に魅了され結婚までするようになる。その後イタリアに出征、連戦連勝、疾風枯葉を捲く勢いでエジプトに遠征する。そこでジョゼフィヌの 不行跡を知り、急遽、帰国する。ところが彼女の涙を見ると、忽ち離婚の意志も挫ける。時局は彼をして夫婦問題などに時を割かせず、彼は議会を襲い、三人の 執政官になる政府が樹立される。まもなく元老院はナポレオンを皇帝とする決議を行う。一八〇五年七月、皇帝はオーストリアに兵を進め、オーステリッツに大 勝、全ヨーロッパは彼の手に帰する。凱旋した彼は兄弟を各国の王公に封ずる。その間にエレオノールというはしたない女性にナポレオンの子供が出来る。プロ シャの戦野に於てナポレオンはジョゼフィヌと離別しようと考えるようになった。だが露帝がポーランドを侵すと見るや、彼はその保護に当り、タレイランを総 督として、ワルソーに赴き、マリア・ワレフスカヤ(ラナ・マルコニ)伯爵夫人と熱烈な恋をした。更に転戦、各地に勝利を得、一八〇九年にワグラムに大捷、 パリへ帰るとワレフスカが男子を産んだことを報じた。ジョゼフィヌはこの時ばかりは嫉妬に我を忘れた。ジョゼフィヌは離婚され、オーストリアのマリ・ルイ ズが皇后に選ばれ、待望の男子を生んだ。一八一二年七月七日、モスコウに大勝したが、それから言語に絶する大退却...
クレジット
監督 (1)
俳優 (134)
映画製作・配給会社 (4)
クレジットタイトル詳細 (15)
- Adaptation : Sacha Guitry
- シナリオライター : Sacha Guitry
- せりふ作者 : Sacha Guitry
- Directors of Photography : Pierre Montazel, Roger Dormoy
- 作曲家 : Jean Françaix
- Assistant directors : Patrice Dally, Jean-Claude Desvernet
- 編集担当 : Raymond Lamy
- 録音技師 : Joseph de Bretagne
- Costume designers : Monique Dunand, Paulette Coquatrix, Jacques Cottin
- 撮影技師アシスタント : Henri Tiquet, Raymond Letouzey, André Dumaitre, Marcel Franchi, Jean Lallier, Claude Robin
- Camera operators : Ghislain Cloquet, Louis Née
- Production managers : Clément Duhour, Gilbert Bokanowski
- 装飾 : René Renoux
- 美術アシスタント : Pierre Tyberghein
- 歌手 : Luis Mariano
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技術面詳細
- タイプ : 長編映画
- ジャンル : フィクション
- サブジャンル : 歴史的
- 言語 : フランス語
- 出身 : イタリア, フランス
- Original French-language productions : 不明
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テレビ放送
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