あらすじ
マルセイユの今日…。そのにおい、道、海、下町、カフェ。マルセイユとそのごろつき、年老いた亡霊が、時には土地に入り込み我が物顔の極右派の新入りに荷担する。
25年前のマルセイユ。移民の息子ファビオ、マニュ、ウゴは、3人共恋するロルと共に陽気な青春時代を謳歌している。
パニエ地区の恰幅の良い3人の若者、生涯の友。ある日金儲けより勇気を見せようとする魂胆から、もっとましな生活をするために薬局強盗を計る。夜遊びやパーティでいっぱいの気楽な人生がこの日を境に急変する。三人は道を分かつこととなった。
時は過ぎ、マッチョで賭け事好きなちんぴら、マニュはロルと暮らしている。ウゴは幻想を見限って地球の反対側に旅立って行った。ファビオはといえば警官、それも特殊教育者風、ソーシャルワーカー風の妙な警官である。
物語の始めに、マニュは刑務所を出所し、ロルが迎えに行く。つかの間の幸福。空き巣強盗をしたマニュはバイクに轢かれてしまう。葬式の場で、ファビオはロルと再会し、数年前に交わしたキスの思い出とともに過去がゆっくりと蘇る。
さえないときには、ファビオはグード地区にある小屋に入り浸る。彼の釣り舟と、ずっと彼の世話をしてきた老婆オノリーヌのもとで元気を取り戻すのだった。
その後ウゴがマニュの復讐を遂げるために帰って来る。躊躇せずマニュはマルセイユのドン、ズッカを殺す、自分が殺られる前に…。マルセイユの大混乱。ロルは失踪する。
ただ一人生きているファビオは幼なじみ達の死を引き起こした張本人を捜し求める。 ウゴは模範を示したのだ、奴をがっかりさせてはならない、友情の名において、青春への忠誠の名において。ファビオは単独に職務の枠外で、極右派がマフィアと協定を結び、年老いたごろつきや汚職警官が恐怖に物を言わせる町へ追跡に行く。ファビオは危険を冒して友の復讐を遂げ、同時に現代マルセイユの地下戦略を揺るがすことになる。
クレジット
監督 (1)
俳優 (18)
映画製作・配給会社 (4)
- 製作代表 : Ognon Pictures
- Co-productions : France 2 Cinéma, Les Films de la Castillerie
- Film exports/foreign sales : Pyramide International
- フランス国内配給 : Pyramide Distribution
クレジットタイトル詳細 (17)
- 製作代表 : Humbert Balsan
- Adaptation : Alain Bévérini
- シナリオライター : Alain Bévérini
- フォトディレクター : Dominique Brenguier
- 作曲家 : Di Maggio
- Assistant directors : Nalini De Rosario, Véronique Laveissière
- 編集担当 : Éric Renault
- Sound recordists : Karim Belfitah, Éric Renault
- Costume designer : Nathalie Raoul
- 原作者 : Jean-Claude Izzo
- 音声アシスタント : Bastien Guille
- 撮影技師アシスタント : Nacer Amri
- 報道担当(映画) : Christopher Robba
- Assistant editors : Barbara Bascou, Gwénaëlle Mallauran, Emmanuelle Pencalet
- スクリプト : Laetitia Beverini
- 装飾 : Yves Bernard
- サウンド・ミキサー : Joël Rangon
技術面詳細
- タイプ : 長編映画
- ジャンル : フィクション
- サブジャンル : 推理
- 言語 : フランス語
- その他の国の共同制作者 : フランス
- Original French-language productions : 不明