あらすじ
南 仏の田舎町に住むイザベル(M・デュボア)は、彼女よりかなり年上の地質学者ジュリアン(M・ギャレル)と息子ローラン(J・F・モーラン)娘のリーズ (M・V・モーラン)と下男ルドビク(C・ティトル)等と静かな生活をしていた。神経質な夫が幼い子供達の躾に厳格すぎるのが不満くらいなもので片田舎の 生活も嫌ではなかった。平和で退屈な毎日に、爽やかな少年の面影を残した青年カール(M・カリエール)が登場してから、イザベルは自分がまだ若く美しく魅 力ある女である事を知らされる。子供達も彼になつき、イザベルもこの青年に好感を持つ。心はずむ日を送り始めたイザベルに夫も気付き、“あまりカールと親 しすぎるのでは?”と聞かれて、彼女は自分の心の内の秘かなときめきに少し動揺する。美しい女主人に想いを抱く下男も夫婦の間の微妙な諍と、イザベルの動 揺に気がつく。そして、息子のローランも幼ないながら感じたようだ。或る日、買物に出かけて、市場でイザベルと会ったカールは帰り道、緊張に顔をこわばら せながら求愛する。“結婚してくれませんか、勿論、ローランやリーズも一緒に”。予期していた言葉だったがカールの若さが言わせた事だとイザベルは知って いた。“折角の友情をこわしたくないの”と年上の女として彼女は答える。しかし、カールが買って来た子供達への土産がジュリアンの心を刺激した。やましさ はないとイザベルは思っているが、夫婦の日常性の中に隠れていたミゾが深まる。翌日、ジュリアンは二、三日の仕事でパリへ向った。子供達は喜んだ。カール と子供達とイザベルとの月明りの野原での散歩。もの言いたげなカールだが。明け方まで二人の間には何も起きなかった。翌朝、ローランが泣きじゃくりながら イザベルを責める。勿論、下男のよこしまな告げ口がイザベルとカールが同じベッドに居た、と言わせたのだったが、ショックを受けたイザベルの心は決まっ た。“暇をとって下さい”と下男夫婦に言い渡したイザベルはカールを呼んで別れを告げる。“私は愛しています。でも貴方の若さは危険すぎるのです”と。 カールは雨の中を去っていった。ジュリアンが帰って来たが、下男夫婦が居ない事、カールが去った事も彼は尋ねなかった。“君は正しい、私のはジェラシーだ けだ”と言ってパリに出かけた彼も悩みを克服して来たのだ。一家は秋からパリに住む事になった。新しい生活を...
クレジット
監督 (1)
俳優 (8)
映画製作・配給会社 (3)
- Film exports/foreign sales : Editions Montparnasse, Les Films du Loup
クレジットタイトル詳細 (16)
- 製作代表 : Mag Bodard, Pierre Cabaud, Lucien Masson
- Screenwriter : Anne Tromelin
- Dialogue Writer : Anne Tromelin
- フォトディレクター : Ghislain Cloquet
- 監督補佐 : Pierre-Henri Deleau
- Editor : Sophie Bhaud
- 録音技師 : André Hervée
- Costume designer : Odette Le Barbenchon
- 原作者 : Simone Ratel
- 製作部長 : Philippe Dussart
- Assistant editor : Annick Baly
- スクリプト : Margot Catalaa
- 装飾 : Claude Pignot
- Foley artist : Daniel Couteau
- サウンド・ミキサー : Antoine Bonfanti
- Location manager : Ilya Claisse
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技術面詳細
- タイプ : 長編映画
- ジャンル : フィクション
- サブジャンル : 人生ドラマ
- 言語 : フランス語
- Original French-language productions : 不明
- 製作国 : 100%フランス
興行収入・公開作品
テレビ放送
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